こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
今やブログは立派なWEB媒体の1つですよね。お客様目線で考えると雑誌感覚でお店が投稿するブログに目を通される人もいらっしゃいます。とはいえスタッフ側の負担を考えると店舗ごとにTwitterアカウントを設ける程度で留めておくケースもありますがSEO効果を期待するとスタッフ複数人でのブログ更新の方が望ましいです。
本日は全国展開している実店舗を例に「店舗ごとのスタッフがブログ記事を更新する環境」を想定いたします。運営するブログの前提条件と運営する目的については下記を踏まえています。ぜひご参考ください。
・各店舗ごとで活躍しているスタッフを全国に発信したい
・県境に住む人が自分自身の好きな店舗を選べるきっかけを作りたい
・各スタッフが投稿してもトラブルなく運営できる状態にしたい
あと「スタッフによって投稿された記事」は1箇所のブログURLに自動で掲載されてかつ「ブログ内のキーワード検索で全店舗の記事からも投稿内容を検索機能で絞り込めるように設計」しなければなりません。
目次
ワードプレスで店舗ごとにブログ記事を更新する方法
ワードプレスであれば発行済みのユーザーに権限を付与できます。そのため特定のユーザーに対して投稿できるカテゴリーを絞ったり、記事投稿時に他のカテゴリーを非表示にすることも可能です。
1. スタッフごとにアカウント発行
ユーザー権限は事前に店舗分を発行しておきましょう。ブログ更新であれば投稿者権限をベースにした新しい権限を追加すると設定しやすいです。新権限の追加は「User Role Editor」を使うとカンタンですね。ちなみにメモ入力欄の機能は当研究所で無料配布しているプラグインを使えば設定できるのでぜひお試しください。
下記の通り店舗数だけ追加してください。ユーザー発行は各店舗に1人ずつでもOK。もし東京店スタッフ3人が各自で更新するという予定であれば「東京店スタッフ」でユーザーを3回発行すれば完了ですね。
2. 権限管理用のプラグインを追加
ログインユーザー専用権限をコントールするためのプラグインを追加しましょう。
3. アクセスできるグループを作る
ポイントは書き込み権限を「グループのユーザーのみ」としておく点です。
追加するとユーザーグループが出来上がります。各店舗分を作成していきましょう。
すべて作り終わった例が下記ですね。
4. 発行ユーザーのグループ設定
手順「3」で店舗用に作ったユーザーグループを発行したユーザーと紐づけます。
5. カテゴリーにグループを指定
下記の通りカテゴリーにユーザーグループを振り分けていきます。
ちなみに設定は下記が適用されています。
6. 各店舗スタッフでログイン検証
たとえば「東京店スタッフ」のユーザーが管理画面を開くと下記となります。
もし「福岡店スタッフ」のユーザーがログインすると投稿カテゴリーが自動で表示。
もっと細かくカテゴリーを管理するとブログ側の表示も見やすくなるので便利です。店舗ごとで活動状況も違うので自由に設定を作っていくのが良さそうですね。下記は子カテゴリーを持たせた例となります。
投稿画面で子カテゴリーのみを選べるようにすれば運営がスムーズですよね。
あえて子カテゴリーを持たせずにブログ側では「各店舗ごとの最新記事を引っ張る」のも良さそうです。
上記の通りワードプレスはマルチサイト化しなくてもカテゴリー構造次第で複数店舗のブログを運営できます。あとアイデア次第で運営者の負担を最小限に抑えてミスしないような設計も可能です。
まとめ
本日は「全国展開のショップで店舗ごとにブログ記事を更新する運営方法」を解説させていただきました。
ポイントはワードプレス側で仕組みを導入してスタッフの人的ミスが起こりにくい設定をあらかじめ作っておくという点です。投稿先を1つのブログにすることで複雑なカスタマイズも不要となります。全国で働くスタッフが共通のワードプレス内に投稿してブログを育てると考えたらなんだかワクワクしてきますよね。
ちなみに「User Access Manager」の動作はPHP7.2以上が必要です。
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