こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
本日はワードプレスのシステムから配信するメール到着率を上げる方法を解説いたします。ワードプレスから配信されるメールには色々なパターンがありますよね。たとえばあなたがワードプレスで「ECサイト」を運営しているとしたら商品購入者宛てに届くメールもその1つです。
また、ワードプレスから「メルマガ配信」をしているとしたらメールマガジンが送信されて読者ユーザー宛てに届くメールもあります。さらにフォーム(Contact Form 7など)をウェブサイト内に設置していて自動返信メールを設定しているならフォーム利用者宛てに届くメールもあるはずです。
どんな環境でワードプレスを使っているとしても「送信したメール」が相手に届いていないと困りますよね。本日はそんな状況でどうやって到着率を上げていくのかという具体的な内容をご紹介いたします。
目次
【必読】ワードプレスから配信されるメールの到着率を改善する方法
結論から言うと「正しい認証設定と配信先のクリーニング」を行う必要があります。基本的にはこの2つをしっかりと取り組めばメール到着率は大幅に改善いたします。あともう1つは配信メールの内容を読者第一で考えるという基本もあります。詳しくは以下でステップ形式で解説いたします。
1. 送信ドメイン認証を正しく設定する
メールと聞くと「昔ながらの古い技術」に感じますがこの考え方は間違っています。
業界大手ネットショッピング「Amazon」や「楽天」でもいまだに商品購入時はかならずメールで確認内容を送信していますよね。最近はLINEなどチャット形式の配信システムが揃ってもメールは残っています。
電話やメールは昔ながらのインフラなので今後もなくなることはありません。チャット形式のやりとりも便利ですが『電話には電話、メールにはメール、チャットにはチャットの利便性』があるわけです。
メール配信側としては常に迷惑メール対策が求められるので新しいテクノロジーも登場しています。その1つが昨日にご紹介した「SPFやDKIM(送信ドメイン認証)」。設定方法は各社レンタルサーバーによっても異なりますので以下の記事をご参考くださいませ。VPSや専用サーバーでも基本的に同じ仕組みとなります。
上記でお伝えした通りひとことで「メール配信」と言っても、どういった流れでどこから配信されているのか?で裏側のテクノロジーは違ってくるので対策はすべてに対して行う必要があります。
2. 配信先のリストを定期的にクリーニングする
認証設定を正しく設定していればメール配信時にエラーメールが返ってきます。
エラーメールにはたくさんの種類があります。たとえば「Undelivered Mail Returned to Sender」というタイトルのメールもその1つです。基本的に上記が届いたメールアドレスは配信リストから省きます。
届かないメールアドレスが残ったままで何度もメールを送る行為はそれ自体が迷惑メール行為ともとることができるので配信先のメールアドレスをクリーニング(掃除)するのはとても意味があります。
ただし、SPF/DKIM/DMARC対応ができていなくてエラーメールが返ってきているのか、本当に宛先が存在しないのか?という点は十分に検証しなければ「存在する配信先」を削除することにつながります。
すべての対策を行っても同様のエラーが返ってきて「配信先のメールアドレスが存在しない」という確約が取れた時点で配信システム側のメールアドレス一覧から削除するのが正しい手順です。
認証状態は(すべての環境で)徹底的にチェックする
もし本格的なメール配信を行うなら「SPF/DKIM/DMARC」は設定しておきましょう。
ただ「SPFとDKIM認証の話」でも解説した通り、メール配信はWebサーバーとは完全に異なる技術です。サイト運営者なら『お問い合わせフォームから配信される自動返信メールまですべてを対応させたい』と心がけたいところですが一般的なホームページ制作会社に求めてしまうのは違います。
カンタンに言えば「WebサーバーとMailサーバー」はまったく違うので「どこまでの認証に対応するのか?」という対処はまた別の技術です。各認証に対応しなくてもメールは配信されるので「到着率」を追求しない限りはそれほど意識する必要もありません。サイト運営者の方針次第ですね。
・DMARCに非対応のドメイン
・DMARCに対応済みのドメイン
まとめ
本日は「ワードプレスのメール到着率」についてご紹介させていただきました。
SPF/DKIM/DMARCなど続々と新しいテクノロジーが登場していますよね。迷惑メールが増えれば増えるほどまた違った認証技術があらわれるので対応するかどうかはサイト運営者側に委ねられます。
まずは対策する前に送信ドメイン認証を学ぶところからスタートするのが良いのかもしれません。以前に書いた別の記事もあるのでまだ仕組みがよくわからないという方はぜひお目通しくださいませ。
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