ワードプレスでプラグインを作る手順

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こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。

本日はワードプレスでプラグインを作る手順をご紹介いたします。手順と言っても具体的な技術の説明はせず全体的な大枠について解説させていただきます。本記事ではワードプレスのプラグインを元に記事を書いていますが、会員サイトを運営するためのウェブサイトを作る手順も同じです。

また、少し見方を変えると「業種は問わず何にでも転用可能」です。たとえば防水性が高い生地で作られた小さなカバンでも考え方は似ていますし、独自素材でマスクを作る手順だって流れは変わりません。

本記事ではものづくりの方向性についてざっくりと流れを説明させていただきます。

ワードプレスでプラグインを作る手順

以下では基本設計から公開後の機能改善までまとめておきますね。

1. ざっと機能を考える
2. アップデートを考慮する
3. まずは動くまででOK
4. 細かいバグを取る
5. エラーを削除する
6. 公開(または販売)
7. 改善を繰り返す

では以下で詳しく説明いたします。

1. ざっと機能を考える

まずはどんな人の需要を満たすのかを考えてみましょう。

ワードプレスであれば有名な国産プラグインで「Contact Form 7」がありますよね。カンタンに言えば「お問い合わせフォームを誰もが導入できる機能」が実装されているのが特徴です。

どんなウェブサイト(ブログ/ホームページ/オウンドメディア/サポートサイト/会員制サイト)を運営するにしても運営元に連絡できる手段があれば喜ばれるので需要も高くなります。

機能性を考える際には「ワードプレスのプラグイン」も「他業種(アパレルや飲食店)」も同じです。アパレルであれば「市場の大きさや時代の流行り」から逆算すれば需要を掴みやすいです。

この段階は商品開発時の「企画・設計」と重要工程なので時間をかけましょう。

2. アップデートを考慮する

ワードプレスでは公式サイトでプラグインを公開するの一般的ですが申請に時間を要してしまいます。

そのため「野良アップデート」と呼ばれる機能も準備されているのが特徴です。ふと思いついたプロジェクトをスピーディに需要チェックできるので公式サイトにこだわって公開する必要もありません。

アップデート(バージョンアップ)という観点では他業種も同じですよね。一度テスト商品を作って販売後にユーザーの声を集めながら改善する必要があります。作って終わりではなく改善する過程が重要です。

3. まずは動くまででOK

人によっては初回から完璧な状態を目指したくなるかもしれません。

しかし、アップデートが前提だと考えれば、それほど頭でっかちな考え方はありませんよね。初回から素晴らしい仕上がりで販売(または公開)できるに越したことはないですが大資本がない限り実質不可能。

小さな改善作業を繰り返し、少しずつ理想の状態へと仕上げていくのがベストです。こういった繰り返し良くしていく工程をマーケティングの世界ではPDCAサイクルと呼びますよね。気軽にいきましょう。

4. 細かいバグを取る

各社サーバー仕様が違うのでワードプレスではユーザーの環境はさまざまです。

・古いバージョンのワードプレスで運営しているウェブサイト(他のプラグインとの相性や兼ね合い)
・ワードプレスを動かしているサーバーのスペックが特殊な構成(サーバーを運営している会社側の都合)
・運営サイトAとBでそれぞれワードプレスのバージョンが違う(運営しているサイト側に事情がある)

つまり、あらゆる環境下で使っているユーザーを意識しなければなりません。

どんなプロジェクトでも細かい課題(バグ等)はかならず発生するので仕方ありません。提供側としてはできるだけ柔軟性の高い書き方でプログラミングを実装していき可能な限りでバグを抑えましょう。

他業種でも当然、同じです。アパレルであれば「縫い糸がほつれやすい」とか「肌に当たる部分の素材」など実際に使ってみて初めてわかることはたくさんあるのでバグを取る作業は必須です。過去の経験を最大限活かしてユーザーから不満がでにくい工夫を取り入れるのは経験値から逆算して取り入れるしかありません。

5. エラーを削除する

一般的にエラーは「2種類」あります。1つは致命的なエラー。そして2つ目は軽度のエラー。わかりやすく言えば今すぐ改善しなければならない欠陥レベルのミスと、影響が少ない見過ごせるレベルのミス。

ワードプレスで言えば「通常モード」で出るエラーと 「デバッグモード」で出るエラーですね。有効にしているモード次第で出るエラーも違います。デバッグモードのエラーは後々乗り除けばOK。

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一般的な商品開発で言えば「リコールが必要」なのは致命的なエラーとなります。たとえば「素材がチクチクする」とか「縫い糸がほつれやすい」などは使い手の感覚にもよるので軽度のエラーと言えます。

6. 公開(または販売)

準備が整ったらさくっと公開するのがおすすめです。まずはテストが基本です。

もちろん、上記の「1〜5」まではできる限り対策しておきましょう。これまでの経験上、公開もせずに迷ったあげく手元に置いたまま何もしないという方も多いです。どう評価されるかは「使い手側が判断」するので考えすぎず公開するという姿勢も必要になります。要点を抑えて進めましょう。

スピードという観点では以前にお伝えした「記事を素早く仕上げる方法」にも似ています。念のため再度記事のリンクを貼っておきますね。とても参考になる記事なのでぜひチェックください。

ワードプレスで立ち上げたホームページをスピーディに編集する方法

7. 改善を繰り返す

実際に開発した商品の成果がどっちへ転ぶかは「改善作業」にかかっています。

理想的な動きで言えば「第三者に知らせてもらうより自身で素早く気づき、なるべく早い目に対策する」という行動が原理原則です。常に問題意識を持って、気づいた課題に優先順位を振り分けるのが基本です。

マーケティングの世界では口すっぱく「PDCAが大切」と言われます。この理由はとても奥が深く「基本的に人は変わらない」という原理に基づいているわけです。逆に言えばユーザーが変わる理由はありません。

しかし、できないエンジニアほど頭が固くて『ユーザーが仕組みに合わせればいい』と言います。物事の本質は「仕組み側がユーザーに寄り添う」のが基本です。日常生活でも変わらない相手に何かを求めるよりは自分自身が変化して適応する姿勢の方が大切なのは言うまでもありませんよね。

端的に言えば「ユーザーは自分が欲しいものが欲しいだけ」です。ただし「何が欲しいか」はイメージできていません。ガラケーしかなかった時代に「スマホが欲しい」とは誰も思っていませんよね。また「画面がタッチできるPCのような端末が欲しい」とも考えていないというのが答えです。

まとめ

本日は「ワードプレスでプラグインを作る手順」を解説いたしました。

本記事ではワードプレスを例に書きましたが「その他の業種」でも転用可能です。商品開発でも役に立つのでぜひご参照くださいませ。念のため上記に書いた内容を要約した項目をまとめておきますね。

1. 需要から逆算して機能性を考える
2. 適度に作り込んでなるべく早く公開する
3. サンプル商品ができたら日々改善

上記の手順はワードプレス以外にも応用できます。たとえばコンテンツマーケティングでは「需要から逆算してコンテンツを作る」のは基本中の基本です。商品開発も同じで需要がなければ商品は売れません。

そして商品は改善を繰り返すことで「品質が向上」して人の目にも止まりやすくなります。有名な言葉ではマーケットインという単語もありますよね。商品開発を目指している方はぜひご一読くださいませ。

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