WordPressで運営しているウェブサイトの独自ドメインを本ドメインとサブドメインとで入れ替える手順

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

本日はドメインを用いたWebブランディングについてのお話です。ドメインとサブドメインを入れ替える手順は最下部にあります。本記事ではすぐ手順へ入らずに詳しい説明から行なっていきますね。

ウェブサイトを運営する上では「独自ドメイン」をどのように扱うかは意外と重要となります。色々なパターンがあるので好みもありますが最終的にはお客様の理想によって異なってくるのも1つの特徴です。

たとえばウェブサイトを運営していく上では以下2パターンのドメイン運用が考えられます。

  1. ドメインとサブドメインを使い分ける方法
  2. ドメインをサブディレクトリで運用する方法

少しわかりづらいですよね。ドメイン運用のイメージがもう少し湧きやすいように「1」のサブドメインを使う方法と、「2」のサブディレクトリを使う方法を下記で詳しくご紹介させていただきます。

ウェブサイトの独自ドメインを本ドメインとサブドメインとで入れ替える手順

1. サブドメインを活用する運営パターン

ドメインは「http://example.com」、サブドメインは「http://sub.example.com」を指します。ウェブサイトと言っても形態はホームページ運営1つではなく、販売に最適と言われるランディングページや、検索エンジンからの集客と相性がいいオウンドメディアなどいくつかのサイト形式が存在します。

もし、運営当初はホームページしか立ち上げる予定がないとしても将来的に採用や販売が必要になってランディングページを立ち上げる必要があるかもしれませんよね?状況によっては集客専用のオウンドメディアが必要になる可能性も出てくるはずです。サブドメインを使えば「単独のプロジェクト」としてドメインを活用ができるのでリスクヘッジをしながら効果的に利用できるので便利な管理方法と言えます。

サブドメインを使うメリットは見た目がスッキリする点はもちろんですが、サーバー上で物理的にデータフォルダが異なるためフォルダ名がバッティングしてトラブルになることもなく安心感がありますよね。

○ホームページ
http://example.com

○ランディングページ
http://lp.example.com

○オウンドメディア 
http://blog.example.com

上記のようにサブドメインを活用すれば、個別のプロジェクトとして運営ができるのでデータ管理が楽になって便利です。またドメインとサブドメインは検索エンジン上でも別物として扱われるので万が一サブドメインにマイナス評価を受けた場合でも本ドメインには影響がないというメリットもあります。

個人的には、悪影響を受ける可能性(判定は検索エンジンなので)を事前に考えて、ドメインとサブドメインは使い分けて運用をして、悪影響がない(検索エンジンで上位表示を取っている)のが確定してから1つのドメイン運用に移動させる流れで統合させる運用方法がベストだと考えています。

サブドメインを使わなければ、すべてのページが「1つのドメインにパワーを集中」できるのは確かですが、運営サイトがどういった評価を受けるのかは検索エンジン次第なのでリスクヘッジとしてはサブドメインを活用する方が安全です。先述した通り、サブドメインはドメインとデータのフォルダが物理的に異なることもあり、外注さんなど外部パートナーさんに制作を依頼する際も安心というのもありますね。

2. サブドメインをまったく使わないパターン

ではサブドメインを使わない運用パターンを見ていきましょう。

○ホームページ
http://example.com

○ランディングページ
http://example.com/lp

○オウンドメディア 
http://example.com/blog

上記のディレクトリ構成となります。ランディングページもオウンドメディアも「本ドメイン」と同じフォルダ内に格納されるので「1つのドメインにパワーを集中させる」分には非常に効果的ですが、良くも悪くも影響もダイレクトに受けてしまう点が個人的にはデメリットかなと思います。

また、もし外注パートナーさんに「ランディングページ」を依頼する際に「/lp」だけにアクセス権限があるユーザーを発行しなければならなかったり、意外と手間がかかるのも気になる点です。

もし全データにアクセスできる権限を渡してしまうとしても、誤って一部のデータを削除されてしまう可能性も潜みますので、信頼のおける業者さんでなければ少し気を遣ってしまいそうです。

安全でリスクが低くもっとも最適なドメイン運用とは?

個人的にはドメインとサブドメインを分けた運用がベストだと考えています。理由は先述のリスクヘッジという観点からです。サブドメインを使わない運用はサブディレクトリ型と呼ばれますが、同じドメイン内の1箇所にコンテンツが追加されていく以上は良くも悪くも影響を受けてしまうのは当然です。

なので僕たちの見解としては「積極的にサブディレクトリを使う」に行き着きました。

○ホームページ
http://example.com

○ランディングページ
http://lp.example.com

○オウンドメディア
http://blog.example.com

上記のような構造にしておけば、コンテンツ同士も別物として扱われるので実験も色々とできそうです。

たとえば、「ホームページ」で『Youtube動画の制作会社』を運営する場合を考えると「ランディングページ」では『動画以外の商品やサービスを売る可能性』が出てくるかもしれませんよね?

そういった状況でもし「影響を受けてしまうサブディレクトリ型」を選んでしまっていた場合は「関連性の低い商品が同じドメイン内で紹介されている」と検索エンジンに判断される可能性も出てきます。

仮に「サブドメイン型」を選んでいれば関連性の低い商品をランディングページに掲載していても影響を受けないので安心です。さらに「http://lp3.example.com」といった追加も可能な点もうれしいですよね。

上記の通り色々な角度から考えてみましたが「1箇所にパワーを集中させたい!絶対に悪影響は受けさせない!後から移動させるのも面倒だ!」という方以外はサブドメイン型を選ぶのが最適かと思います。

すでに運用している場合も構造を変更できるのか?

今サブディレクトリ型で運用しているページをサブドメイン型へ変更することは可能です。逆にサブドメイン型で運用しているページをサブディレクトリ型へ移動させるのも、もちろん問題はありません。

たとえば現在下記のような構成でウェブサイトを3つ運営しているとして、

1. ホームページ
http://sub.example.com

2. ランディングページ
http://example.com/lp

3. オウンドメディア 
http://sub3.exmaple.com

以下のドメイン、およびサブドメインのURLに変更可能です。

○ホームページ(変更後
http://sub.example.com
http://example.com

○ランディングページ(変更後
http://example.com/lp
http://lp.example.com

○オウンドメディア(変更後
http://sub3.exmaple.com
http://sub.example.com

運営ドメインの入れ替えでは「どのドメインにどのサブドメインのデータを当て込むか?」などを慎重に吟味する必要はありますが、入れ替え自体は問題ありません。独自ドメインは名刺にも刷りますので、どのURLで何を見て欲しいのかをしっかりとメモ帳などに整理したうえで検討していくのが良さそうです。

ドメイン変更時の注意点

ドメインを変更する際の注意点は「検索エンジン上に登録されているサイト情報」。もし、元々のドメインから、新しいドメインにURL転送処理をかけないままでドメインを変更してしまったら検索エンジンに登録されているURLをクリックしたユーザーがページにアクセスができなくなってしまいますよね。

ちなみに、検索エンジンに自分のウェブサイトが何件登録されているか確認する方法があります。それはGoogleで検索する際に「site:」と頭につけてドメインを検索する方法です。検索方法は以下となります。

site:example.com

上記の書き方で検索をかければ検索エンジン上に登録されている「example.com」がすべて出てきます。もし「yahoo.co.jp」を調べたければ「site:yahoo.co.jp」と検索すれば良いです。URLの部分は当然ですがドメイン変更を考えている『現時点でのドメイン情報』をいれる必要がありますのでご注意ください。

サブドメインに絞って出したければ「site:123.example.com」といったように「http://」を含まずにドメイン情報だけを入力して検索すれば現時点で検索エンジンにインデックスされている情報が出てきます。

サブドメインではなく「ドメイン部分のみ(example.com)」で検索すれば、検索結果の一覧には「ドメイン」も「サブドメイン」も両方が含まれた状態で出てきます。以下が実際に検索をかけた例です。

そして、新しいドメインに自動転送させるために登録されているURLを1つずつ調べます。

そして、メモ帳に貼っていきます。

少なければ数百、多い方だと数千、企業など大企業であれば数万ページの洗い出しが必要となります。当然ですが、現段階で検索エンジン上に表示されている情報はドメイン変更前なので、変更したい新しいドメインで階層を維持したまま新しいドメインURLに移転させるという特殊な技術が必要になるわけです。

このあたりは対応しない業者も多いですが、細部まで仕事をする場合は必須事項です。予算によっては全ページを共通で新しいドメインのトップページに転送させる場合もありますが、やはり理想を求めるとすべてが個別ページに飛んで「ドメイン部分だけが入れ替わっている状況」に仕上げるのがベストです。

ドメインをどう活用するかはインターネット上のブランディングをどうしたいかによって異なります。今一度情報を整理してホームページをおくべきドメイン、集客用のオウンドメディアを設置するサブドメイン(またはサブディレクトリ)、そしてランディングページを公開するURLを決めてみてください。

古いサブドメインから新しいドメインに入れ替える手順

ではここからは手順をご紹介いたします。かなり長いコンテンツになっていますが、複雑な作業を進める前なので焦らずしっかりと内容を理解してから進めないとトラブルの元なので我慢してくださいね^^

下記で進める内容はサブドメインAから異なるサブドメインBにコンテンツを入れ替える手順です。

サブドメインA https://knowledge.example.com
サブドメインB https://column.example.com

手順上ややこしくなるので「example.com」の「example」部分は非表示にしていますので作業時はあなた自身の環境に置き換えるようにしてくださいませ。誤解をうまないように画像からは消しています。

まずは移転させる先のサブドメインBを作成しましょう。

作成できるとサーバー上に同じフォルダが出来上がります。

サブドメインAのデータを一式ダウンロードします。

そして、ダウンロードしたデータを「サブドメインB」へすべてアップロードしましょう。

そして、サブドメインA側のDB(データベース)をサブドメインBに置き換えて書き出します。シリアライズ処理が必要なので対応したツールで書き出しましょう。

書き出しを実行します。

書き出したDB(データベース)をインポートするためのデータベースを準備しましょう。サーバーのコントロールパネルからデータベースを作成しましょう。サブドメインBと連動させるDBとして使います。

そしてMySQLユーザーを追加。パスワードはセキュリティ性を考慮して複雑な乱数にしましょう。

そしてさきほど作成したDB(データベース)にMySQLユーザーを追加しましょう。

追加したユーザーには全権限を与えます。

ではサーバーのコントロールパネルから「phpMyAdmin」を開いてください。さきほどシリアライズ処理をしてエクスポートしたDBを、新しく作成したDBへインポートしていきましょう。

該当のDB(データベース)をクリックします。現時点ではデータが空になっていますね。

インポートを押して「ファイルを参照」からDBを選んでから実行。下記のメッセージが出ればOKです。

以上で新しく作ったDBに、シリアライズ後のDBが入ったので準備は万端です。最後にサブドメインBのサーバー上にある「wp-config.php」を開いてドメイン情報を新しいDBに接続されるように書き換えます。

古いDB情報を新しいDB情報へ書き換えが完了したら、ファイルを保存して、アップロードしましょう。

サブドメインBのページを開くと完全に複製されたページが表示されます。

移転先の準備は完了です。次は検索エンジンに登録されているURLから転送させる準備をしましょう。サブドメインA側のサーバー上にある「.htaccess」を編集してリダイレクト処理を追記していきます。

リダイレクト処理を追加。サブドメインAの全アクセスをサブドメインBへ自動転送をする命令です。

保存したら「.htaccess」 を上書きしましょう。

次にGoogleアナリティクスの設定を変更しましょう。まずはプロパティ設定を置き換えます。

次にビューの設定も置き換えます。サブドメインAをサブドメインBにすればOKです。

サブドメインBは「column.example.com」なので下記のように置き換えてください。

そして最後にサーチコンソールの連携も再設定が必要です。一度削除してから再連携です。

サブドメインBを追加したらラジオボタンで選択して「保存」をクリック。

以上でサブドメインAをサブドメインBに置き換える処理はすべて完了です。

今回の案件では本ドメイン「exmaple.com」が数百個以上も検索エンジン上に登録されていたのですべてをサブドメインBへ転送をかけるようにリダイレクト処理の命令文を書きました。ミスがないように1つずつよく確認しながら慎重に手入力を進めましょう。全記述ができたら保存後に「.htaccess」を上書き。

記述エラーがない状態で「.htaccess」を上書き。

途中で要望が増えて「exmaple.com」に「sub3.exmaple.com」のデータを当て込みたいとのこと。上記で踏んだ手順と基本の流れはまったく同じで「sub3.exmaple.com」のDBをエクスポートしておきます。そしてエクスポートしたDBを「exmaple.com」用に新たに作ったDB内へインポート。

そして「sub3.example.com」からダウンロードしたデータ一式を「example.com」にアップロード。なお、右側が「example.com」のサーバー上ですが、本番運営をしているデータや自動転送の処理があったのでファイルがバッティングしないように重要なファイルはアップロードする時間を少しずらしました。

そして最後に「wp-config.php」を上書きして「exmaple.com」のDBを入れ替えて完了です。

かなり神経をつかう作業となりましたが、無事完了できました。検索エンジン上にインデックスされているURLからは自動処理でサブドメインBへ転送される状態をキープしつつ、本ドメイン「example.com」へ「sub3.exmaple.com」のデータを移してすべてのファイルの入れ替えが完了いたしました。

途中から3つのドメインがクロスで入れ替わる状態になったのでかなり頭を使いましたが、バッティングすることなくすべて移動できました。リアルタイムでのアクセスを考慮して「.htaccess」で自動処理を一時的にかけながら、タイミングをずらして「.htaccess」を上書きするなど割と作業は複雑です。

こういった作業を進める場合は一度大きめのノートなどに各ドメインの関係性などを洗いざらい書き出して整理したうえでゆっくりと1つずつ着実に進めることをおすすめいたします。同時に作業を進めると誤ったファイルを上書きするリスクも増えてしまいますので焦らず確実に進めるようにしてくださいませ。

 

最新式の無料プラグインを事前公開

WordPressは公式サイトに登録されているプラグインだけでは機能を補足しきれません。当サイトでは使いやすさを追求した魅惑的なプラグイン無料でダウンロードいただけます。運営ホームページのマーケティング力をさらに高めるチャンスです。まずは無料でDLしてお試しくださいませ。
改良されたプラグインを確認する