
WPホームページ研究所運営サポートチーム監修のオムスビ(@OMUSUVIcom)です。
某ウェブサイトでマイナーアップデートのご依頼をいただきました。バージョンを確認させていただくと4.9.6。年末という時期もあり4系の最終バージョン(4.9.18)へ更新をご希望とのこと。WP Downgradeプラグインを使えばバージョンを指定してのアップデートもできますが安全を考慮して手動アップデートで対応。
ワードプレス本体を手動マイナーアップデートする方法
手順としては下記の通りです。他のやり方もあるので参考程度にご確認ください。
1. 万が一を考慮して運営サイトのデータを完全バックアップ
2. WordPress公式からコア本体(4.9.18)一式をダウンロードする
3. 運営サイトに適用する(状況に応じてステージングを準備)
もっと細かく言うと「3」だけでも6つ以上の手順に分かれるので念入りに確認しながら安全に進めましょう。同じサーバー内でもデータベースを分けてステージング環境を使うのがオススメですね。
アップデートが何事もなかったかのように終わると拍子抜けしますが、だからと言って手順を省略すると高確率で痛い目に合います。もちろん、アクセスが少ないウェブサイトならそれでも問題はありませんがそこそこアクセス数があるウェブサイトである場合はそうカンタンには終わりません。
何か問題があってからでは遅いので事前の念入りな下準備と作業が重要になります。
現在のバージョンを確認する
管理画面のダッシュボードから現在のバージョンを確認できます。
個別のデータベースにインポート
より安全に進めるためにステージング環境でサブドメインを切ります。検証用にはドメインのみ違う状態の完全一致のウェブサイトをクローンとして動かします。新しくデータベースも作りましょう。サブドメイン用に出力した変更済みのSQLデータをphpMyAdminへアップロード。
全ドメイン箇所を置換済みのサブドメイン用データベース(シリアライズ考慮)が出来上がれば下準備は完了。
物理データをすべてアップロード
サブドメインを切ったステージング環境に物理データをアップ。
今回のご依頼では3万個を超えるファイルがありました。完全複製サイトを立ち上げましょう。新しく追加したデータベースにユーザーの全権限を与えておき完全複製したウェブサイトが正しく動くように設定。
ダウンロードとアップロード諸々で6万ファイル以上の転送が必要でした。
コアファイルのみを差し替える
元のデータが消えてしまわないように必要な必要なファイルのみを入れ替えます。ステージング環境は本番ウェブサイトではないので失敗してもOK。事前練習では流れを覚えておかなければなりません。
理由は本番サーバーでも再度同様の手順を踏む必要があるからです。ステージング環境上で特に問題なさそうであれば同じ流れで本番サーバーにも適用すればアップデート作業は完了となります。
まとめ
本日は「ワードプレス本体を手動でアップデートする手順」をご紹介いたしました。
せっかくの機会なので今使っていないテーブル(以前まで使用していたプラグインによって追加されたもの)を整理しても良いかもしれません。ウェブサイト全体のパフォーマンスがさらに改善することもあります。データベースの扱いは間違いが許されないのでステージング環境で念入りにチェックしておきましょう。
ワードプレス本体のバージョンアップでお困りの方はぜひご参考くださいませ。
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