ワードプレスのバックアップはプラグインに頼っても問題ないのか?

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こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。

ワードプレスのバックアップで何度もご相談をいただきます。当チームでは“手動のバックアップ”を推奨しています。なぜプラグインのバックアップではなく手動なのかを解説させていただきます。

ワードプレスのバックアップはプラグインに頼っても問題ないのか?

結論から言うとプラグインでのバックアップは不完全なデータが出来上がることがあります。ちなみに当チームでサーバー移転のご相談をいただく際に多いのが「バックアップ専用プラグインで作成した書き出しデータからウェブサイトを復元できなかったので助けてほしい」といった内容です。

原因は「バージョンに影響されるから」。

・PHPのバージョン
・ワードプレス本体のバージョン
・プラグインのバージョン

上記の「PHP/WordPress本体/プラグイン」3つが関係しています。詳しくは以下で解説いたしますね。

重要なのは各バージョン情報

そもそもワードプレスはサーバー上にセットされた「PHP」のバージョンによって動くか決まります。そしてインストールされたプラグインは「ワードプレス本体のバージョン」に影響されるわけです。

順番で言うと「PHPバージョン > WordPress本体のバージョン > プラグインのバージョン」ですね。カンタンに言えばPHPが親・ワードプレス本体が子・プラグインが孫といった関係性になっています。

そして親・子・孫の3つともそれぞれでバージョンという考え方があります。PHPのバージョンによってはワードプレスは動きませんし、ワードプレスのバージョンによってはプラグインが動かないわけです。

上記は“システムの仕組み”としての約束事なので覚えておきましょう。

PHPの“コアバージョン”は大きくざっと3種類に別れる

PHPはサーバーのなかで動いています。

最新のPHPは「バージョン7系」。その1つ前には「バージョン5系」がありました。レンタルサーバーでは今だにPHP5が残ったままになっているサービスもあります。今では大半が「7」で標準化しています。

さらに昔は「バージョン4系」もあって5系や7系へ進化して、サポートが打ち切りになりました。わかりやすく言えば「PHP4系」で動いていたサーバーは強制的に「5系」で上書きされたわけですね。

古いPHPはセキュリティ上の問題など色々な課題があるのでバージョンはどんどん上がるのが普通です。有名なゲーム機のプレイステーションが1・2・3と上がっていくのと同じですね。常に進化していきます。

PHPが強制移行して困るのはサーバー内に残ったシステム

先述した通り、ワードプレスは常に「PHPのバージョン」に依存して動いています。

仮にPHP5がインストールされたレンタルサーバーで動いていたワードプレスがあったとしても「PHP7」の環境に強制移行すると今まで動いていた機能がエラーを出すことも当然あるわけです。

最近で言えば「5系」が「7系」に少しずつ置き換わろうとしています。PHPのバージョンはサポート期間があるので4系が5系へ移行したようにサイト運営者の希望とは別で強制的に置き換わる可能性があります。

そのバックアップはどの組み合わせで作られたデータ?

ここまでお話しすると勘の良い方はもうお気づきですよね。

そうです。どんな状況であっても「プラグインで作られたバックアップデータ」はそのタイミングで作られたデータでしかないので復旧したいタイミングでサーバー側のバージョンと一致するかが問題です。

もし仮に最近作られたバックアップデータへ戻すならまだしも、正常なバックアップデータがどのタイミングで作られたかはその復旧したいシチュエーションになってみないとわかりませんよね?

プラグインでバックアップデータを作るという意味を正しく理解しておきましょう。

完全なバックアップはサーバーから手動で行うのが基本

当然ですがどんな世界も100%完璧という方法はありません。

しかし、できるだけ完璧に近い状態を目指すことはできますよね。当研究所が推奨している方法は「サーバーに直接続して必要なデータを丸々バックアップデータとして落とすという方法」です。

・Webサーバーのデータ一式
・DBサーバーのデータ一式
・ダウンロード環境のメモ

すべてを理解したうえでプラグインでバックアップデータを作るのならOKです。ただし、その代償として復旧タイミングによっては(当時は完全なデータでも)不完全なデータになることを覚えておきましょう。

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まとめ

本日は「プラグインで作るバックアップデータ」について解説いたしました。

あとで困るくらいならそのタイミングで確実なデータを作れる依頼先へ相談するのが確実です。エンジニアレベルとワードプレスの知識が比例するわけではないので技術者の見極めはご自身で行なってください。

当研究所の記事で学んで知恵をつけていただければより的確な判断ができるようになるはずです。ワードプレスに限らずプログラミングでは実際の業務経験が何よりも最重要なので実践で知識を深めましょう。

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