
WPホームページ研究所運営サポートチーム監修のオムスビ(@OMUSUVIcom)です。
ワードプレスが「無料で使える理由」を考えたことはありますでしょうか?インターネットの世界ではオープンソースと呼ばれる考え方があります。わかりやすく言えば「オープンソース=無料」という意味ですね。無料と言ってもその奥に目を向ければ色々な収益化モデルが組み込まれているので詳しく解説させていただきます。
目次
ワードプレスはなぜ無料なの?
結論から言うと「無料にするメリットがたくさんあるから」ですね。
無料化するメリットについて
以下ではメリットをご紹介いたします。
1. 無料だと利用者が一気に増える
デパートのお惣菜コーナーで「試食品(無料)」が用意されているのは多くの人に体験してもらってそのうちの何割かの方々に商品を買ってもらうための販売手法です。無料は誰にとってもお得な言葉ですよね。
2. 利用者の増加で進化速度が早い
利用者が増えて普及率が急激に伸びると自然に「さまざまな意見」が集まります。
・実際に無料で使ってみたけど動かない機能がいくつかあった
・本格的に設定を進めてみたら途中で作業が行き詰まってしまった
・Bの操作をしてからなぜか突然Aの操作がまったく出来なくなった
良し悪しに関係なく、あらゆるユーザーの声が集まるのはプロジェクトとしては前向きな出来事です。たとえ細かくても改善点がわかれば利用者のハードル(壁)になっている点を解決することができます。
3. フリーミアムという考え方
とはいえ、無料で提供するだけでは何一つ利益につながりませんよね。
そこで「フリーミアム」という考え方があります。わかりやすく言えばフリーミアムは「Free+Premium」を組み合わせた造語ですね。身近な例では「Youtubeが有料会員に特別な機能を与える仕組み」と同じ。
つまり「フリーから始まって、プレミアム版へつなげる」という課金モデルです。
もちろん無料サービスのすべてがフリーミアムでビジネスモデルが組まれているわけではありません。無料という強みを活かして多くの人を集めて、特定スペースを「広告枠」として企業に有料で提供したり、逆に企業側からスポンサーになってもらって予算を受け取るといった方法もあります。今やフリーミアムも多種多様です。
ワードプレスはどのモデルなのか
以前に別の記事で書きましたが、ワードプレスには大きく2つサービスがあります。
1つは「WordPress.org」。そして2つ目が「WordPress.com」です。わかりやすく言えば「.org」が無料プロジェクトで、反対に「.com」が有料プロジェクトとなっています。補足すると「.com」内にも無料で開始できるプランが用意されていて後からの課金を目的としている「フリーミアムの仕組み」が導入されています。
カンタンにまとめると「WordPress.org」がオープンソースのプロジェクト。そして「WordPress.com」がフリーミアムを導入したビジネスモデル。つまり、ブログ更新システムを多くの人が使えば使うほど無料プロジェクトが拡大化され、その結果として「WordPress.com」に参加する割合がどんどんと増えていくわけですね。
ブログ更新システムが「試食品」
無料プロジェクト(オープンソース)はデパートの「試食コーナー」と同じです。
シンプルに言えば1人でも多くの利用者が「試食品という名のブログ更新システム」を試しながら少しずつ感想(フィードバック)を集めて商品の改善作業を繰り返しつつ精度を高めていくという流れですね。
ユーザーの感想を集めていく中では自然と「協力者(開発者)」も見つかるのでまさに一石二鳥の仕組みです。
勉強さえしつづければずっと無料
前に「Wordpress.orgとWordPress.com」の違いを別の記事で解説しているのでぜひ併せてご覧くださいませ。
解説サイトによっては「WordPress.org」と「WordPress.com」の両方を一緒くたに「ワードプレス」と語っている記事も多く見かけますが、使い勝手はおろか役割からしてもすべてがまったく違うわけですね。
ワードプレスのフル機能を無料で使うには「WordPress.org一択」です。ただし、ワードプレスの全機能を余すことなく使えるかわりとして自分自身でレンタルサーバーを見つけて契約しなければなりません。
レンタルサーバーは月額1000円程度なので「WordPress.org」を使っても1日たった数十円でワードプレスのフルバージョンの機能が使える点がメリットですね。機能面では「WordPress.com」と比較できません。
プラグインが動くのは大きな魅力
さきほど「レンタルサーバーを契約すれば全機能が使える」と書きましたよね。特に嬉しいのは「プラグインが使える点」。プラグインはウェブサイトの拡張に必要な仕組みです。もし「WordPress.com」ならビジネスプラン以上でないとプラグイン機能は使えないのでレンタルサーバーを用意すれば価格は半分以下となります。
プラグインが使えればブログにメルマガ機能を追加したり、掲示板機能を足したり、クレジットカード決済に対応したショッピングサイトに変更するなどお好みに合わせて自由自在にカスタマイズが可能です。
まとめ
ワードプレスが無料と聞いて「よくわからないけど使っても大丈夫なのかな?」と感じているかもしれません。しかし、実際は全部に意味があってプロジェクトが運営されています。なぜ無料なのかという点についての疑問は本記事を熟読すれば解決するはずです。少し技術的な話とはなっていますがぜひお目通しくださいませ。
以前に「ワードプレスを動かすためのおすすめレンタルサーバー」を書いていますので併せてご一読ください。
本記事がご参考になれば幸いです。
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