こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
インターネットを活用した集客や販売活動へ入る前にかならず理解しておきたい内容があります。それは「ホームページ」や「ランディングページ」など名称が違うウェブサイトの役割りを事前に覚えておくことです。
ウェブ集客を始める三種の神器とは
1. ホームページ
会社の考え方や信念など方向性やスタンスを伝えるために立ち上げる公式ウェブサイト。
2. ランディングページ
自社で取り扱う商品やサービスを売り込むために用意する専用の個別ウェブサイト。しっかりと読み込める構成に作るため縦長サイトとも呼ばれる。またランディングページはLPと省略されることもあります。
3. オウンドメディア
Webコンテンツを軸として不特定多数のユーザーアクセスを獲得するための集客専用ウェブサイト。個人的な目的で立ち上げられるのがブログ、集客目的として立ち上げられるサイトはオウンドメディアと呼ばれる。
ホームページはあなた自身や事業内容を掲載するウェブサイト。会社で言えば「事務所」自体です。次にランディングページ。ランディングページは「LP」と呼ばれていて営業専用に立ち上げる個別ページとなります。会社で言えば「営業マン」のような役割を果たします。オウンドメディアは集客を目的とした特設ウェブサイト。同じ趣味の人が集まる「コミュニティ」という雰囲気で捉えてもらえれば分かりやすいです。
ホームページとランディングページの関係性
ホームページとランディングページは各々の役目が異なります。ホームページは『総合案内ページ』のような立ち位置で、ランディングページが『売り込み専用の成約(契約完了)を目的とする専用ページ』と考えてもらえればOKです。ホームページとランディングページとオウンドメディアは別で運営するのが一般的です。
▼ホームページURL
example.com
▼ランディングページURL
example.com/lp
※サブドメイン(lp.example.com)を使う場合もあり
▼オウンドメディアURL
wp-labo.com
ランディングページは同じドメイン内で「/lp」のディレクトリを切って運営するのが一般的です。オウンドメディアはドメイン自体を別けておくことが多いです。最近はランディングページ一体型ホームページも徐々に増えてきています。ランディングページだけでなくオウンドメディア機能までも追加されたハイブリッド型のホームページもあります。費用を抑えて最短で成果を出すなら『ランディングページ』のみ立ち上げるのがベストです。同時にホームページを作成できれば閲覧者の購入ハードルをより下げられる補完関係にあります。
ただ、ランディングページだけ立ち上げてもページにアクセスがなければ1件も成約はしません。通常はランディングページへアクセスを流すためにリスティング広告を活用していきます。リスティング広告はGoogleやYahoo!へバナーやテキストで広告を出稿するシステム。広告がクリックされる毎に予算が消費される仕組みです。
毎月の広告費用をいくらさけるのか?はビジネスを拡大する上では非常に重要なポイントです。店舗経営であればポスティング広告や新聞広告を活用する場面が思い浮かびますよね。インターネットではリスティング広告を活用するのがもっとも一般的な広告手段となります。
オウンドメディアが育てば広告費は不要
仮に1万円の商品を取り扱っている場合で広告費が三千円で成約すれば七千円の利益です。しかし外部媒体を使う限りは「広告費」がかかり続けます(細かい内訳は抜いた話)。そこでオウンドメディアが役立ちます。自社のオウンドメディアに集客力があれば広告費を一切かけずにランディングページにアクセスを流せます。
オウンドメディアを立ち上げる方法は多くの選択肢がありますが、私たちが推奨しているのはWordPressを使ったオウンドメディア構築です。ちなみにワードプレスには無料の外部ASPサービス(WordPress.com)も用意されていますが必ずレンタルサーバーを契約して独自ドメインと紐づけてサイト運営しましょう。
理由は簡単。外部サービスで構築すると急な規約変更でオウンドメディア自体が削除される可能性があるからです。実際、過去に運営していたブログが予告なしで抹消された事例がありました。記事も数百件以上の投稿がありアクセス数も集まっていたオウンドメディアが運営側の都合で1発アウトです。
もちろん怪しいコンテンツではなく、真っ当な学び系のコンテンツでした。ある日突然、ビジネス目的での運用が禁止となってしまい対象となるサイトが無条件ですべて削除されました。
何年もかけて少しずつ積み上げてきた記事(努力の結晶)が告知もなく一瞬で水の泡に。すべては自社オウンドメディアではなく「他社サービスを選んでしまった自分自身に落ち度」があります。
ウェブサイトの1/3はワードプレスで構築
普段閲覧しているウェブサイトの3個に1つが、ワードプレスで出来ていると聞くとどう感じますか?支持される理由はさまざまありますが一番はGoogleからも推奨されるシステムだからです。
当然、使用するテーマにも左右しますが基本的にはSEOが考慮されていて、サイト構造自体もGoogleやYahoo!の検索エンジン(クローラー)が巡回しやすく作られているテーマが大半です。
さらに最近では「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」といった無料の高機能アクセス解析ツールも使えます。ただ、正しくコンバージョンを測定したい場合にサンクスページへ専用タグを仕込んだり、フォームの送信完了時にURL転送処理をかける必要はあります。
このような細かい設定も外部サービスでは対応できません。一部対応している無料サービスもありますがGoogleアナリティクスは導入できてもGoogleサーチコンソールは使えないとか、両方導入できても特定ページに個別タグを仕込めない仕様などあらゆる制限が絡んできます。
もし「手軽だから」という理由だけで外部無料サービスを選ぶと以下のような需要キーワードや検索エンジン上の順位チェックもできません。集客上ではとても大きな機会損失です。
検索エンジン上で調べられた単語のリクエスト数がわかれば需要ボリュームも掴めます。さらにウェブサイトへ到達した流入キーワードの検索順位やクリック数が明確になれば、どういったユーザーが自社オウンドメディアに辿り着いているか判断もつくので自然と成約へつなげやすいです。
GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを使えばウェブサイト毎でアクセス数の多いキーワードデータも取得できます。やはり柔軟なウェブサイト運用にはワードプレスが最適です。
ワードプレスに実装できない機能は?
ワードプレスで再現できないウェブサイトはありません。会員制サイトはもちろん、管理画面へログインをせずに閲覧ユーザーがページ側から記事を投稿する仕組みも構築可能です。
さらにUdemy(ユーデミー)のような購入者限定の動画閲覧サービスも作成可能。定期課金の決済システムも導入できますし、頭に思い浮かぶウェブサイトであればほぼ100%作れます。
ただ、エンジニア目線で見ればワードプレスが万能だとはいえません。コンテンツ管理CMSとしては優秀ですが顧客管理システムの運営などなら他にも軽量なPHPフレームワークがあります。
ちなみに当サイトもワードプレスなのでコンテンツ防止策で右クリックを禁止していたり、スマホやタブレット端末での長押し操作も制御しています。外部無料サービスでは残念ながらこういった制御は導入できません。多くの人が同時に使うので個別に許可するわけにはいかないからです。
※現在はクリック禁止を無効化しています
上記の右クリック制御やタップ操作不可は歌詞サイトを閲覧してもらえればイメージが掴めます。当サイトは色々な検証をするので現在はプラグインを無効化していますが、歌詞カードが掲載されたウェブサイトへいけば右クリック禁止やスマホでのタップ不可を体感していただけます。
もし近々でウェブサイトを立ち上げる予定があればホームページ、ランディングページ、オウンドメディアのいづれを構築するにしても必ずワードプレスを選択しておきましょう。次回は「独自ドメインとレンタルサーバーの関係性」をお届けいたします。次回の記事も大切な内容なのでぜひお目通しくださいませ。
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