こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
こんな疑問にお答えしていきます。
目次
定期便決済に対応したECショッピングカート「リピスト」を選ばない方がよい人
本記事の内容
- LP一体型の定期便対応ECカートで最適なサービスを教えてほしい
- ランディングページ内にカートを埋め込んで定期便の購入決済がしたい
- ネット通販に最適なLP一体型ECカート「リピスト」を検討している
僕は過去にさまざまなタイプのインターネットショップを運営してきました。各サービスの運営はもちろん、お客様のショップ構築から広告運用の代行まで。実店舗を持つと家賃だけで数十万かかるのが、インターネットなら数千円で運用できてしまうコスパに心を打たれた一人です(EC好き)。
定期決済対応のECカート「リピスト」の特徴とは?
リピストの特徴は定期便商品とランディングページ一体型決済に対応している点。
機能面では「通常商品と定期便商品を同時にランディングページ上で販売する売り方も可能」で、逆に通常商品のみを見せて「カートの確認画面に進んだ時点で定期便を表示させる」という販売方法もできます。
前者の「通常商品と定期便商品を一緒に売る方法」は一般的な売り方ですが、後者の『確認画面で定期便を販売する方法』はマーケティングでは「アップセル」と呼ばれる『上位版を提案する際にもっとも効果的な商品の売り方』です。アップセルは購入意思が確定した段階で初めて上位版商品を見せる販売手法となります。
▼アップセルを詳しく学ぶ記事はこちら
https://wp-labo.com/crossselling-upselling-downselling/
リピストが優れているポイントは同じような定期便対応のショッピングカートと比べても「価格が半額以下」に安い点です。他社が月3〜5万円するなか最安値の1.5万円程度で提供しています。
ECショッピングカート「リピスト」が低価格を実現できる秘密
リピストが低価格な理由は3つあります。
1つ目は後発だから。ランディングページ一体型の定期便商品に対応している有名カートは「たまごリピート」です。定期型課金は「サブスクリプション」と呼ばれている今注目の販売方法です。音楽配信サービスなど毎月課金される仕組みをサブスクリプションと呼ぶので僕たちの生活にも少しずつ馴染んできています。
2つ目は「オープンソース」の更新システムを使っているからです。リピストは裏側で「EC-CUBE」が動いています。EC-CUBEは以前紹介した「自社サーバー型」のショッピングカートでしたよね。
▼カートの違いをまとめた記事はこちら
https://wp-labo.com/which-cart-online-shop-sells/
オープンソースのシステムは「開発力が高い人材」に協力してもらえれば自由自在にカスタム可能です。開発力があればリピストのように『自社サーバー内でEC-CUBEを動かして定期決済機能等フルカスタマイズしたうえで第三者へ提供できるシステム』に作り上げるのも難しくはありません。
ちなみに「セキュリティ対策」は技術者が対応するので幅広い知見が必要です。
EC-CUBEは「エンジニアが触りたくないCMSとして有名」なので、一筋縄には行きませんが、オープンソースの無料システムは『大人数で同時開発されるプロジェクト』なので大きな可能性を秘めています。余談ですが複数人で機能追加を繰り返すため“ソースに一貫性”がなく「開発者の頭を悩ませる」のも特徴の1つとなります。
3つ目が運営元のチーム体制。代表の方は営業出身です。一方で社員(開発メンバー)はECサービスやサーバー技術を得意とするエンジニアが中心。一般的にエンジニアと営業は職業上の性格が真逆なので意見が噛み合わない場面も多いですが上手なビジネスモデルで見事に一丸となっています。
リピストの導入費用が安い理由についてまとめ
- 定期便カートの後発企業だからこそできる後追い戦略
- オープンソースをフル活用した柔軟かつ高機能なカート設計
- エンジニアを中心とした社員体制で圧倒的なサポート力
- ランディングページ(売るに特化した)専用のショッピングカート
- 代表がマーケティングとエンジニアリングを理解している
リピストは完璧なショッピングカート(システム)なのか?
リピストは最安プランが「14800円」からです。しかも、最安プランでもメール配信機能が使えます。現段階ではこれほど低価格で高機能なサービスは存在していません。他社サービスで非常によく似た定期便カートもありますが、下記の通りで『月額費用は約2〜3倍は必要』となっています。
▼たまごリピート(旧たまごカート)
月額:49,800円〜
▼リピスト
月額:14,800円〜
たまごリピートもリピストも機能差は少ないですが価格面で相当な差があります。
たまごリピートは大元のカート機能をゼロから組んでいるので人材コストが膨らんでいます。EC-CUBEなら開発経験者も多く人材が雇いやすいので勤務開始後の勉強コストも最低限で済みます。余談ですがオープンソースを使わず独自でシステムを組む方法は「スクラッチ」と呼ばれます。業界では「おれおれフレームワーク」と揶揄され、セキュリティ性も低くなる傾向があり、引き継ぎコストも膨らみやすいです。
低価格なショッピングカート「リピスト」を選ばない方がいい人
下記に該当する方は選ばない方が吉です。
- 1円もお金をかけずにショッピングカートを構築してみたい
- そもそも本気でネットショップを始める気が今はまだない
- ランディングページを使った販売の重要性をまだ理解できていない
- ネットショップを作ってみたいけど売り上げに期待していない
- ネット販売をしてみたいけどランディングページは準備できない
- ランディングページ一体型でのカード決済はできなくても問題ない
リピストを選ぶべきは「ランディングページの重要性」を理解できている人。残念ながら、インターネット上での継続的な商品販売には『ランディングページが必須』となります。有名な話ですがジャパネットはテレビ内で「ランディングページ形式の販売手法」をいち早く取り入れた企業です。
もし時間があれば通販番組で放送されている内容を全部文字で起こしてみてください。問題定義から入り、解決策の提示を促し、さらにお得なオファーで後押し、そして購入可能な期間を明示、最後に「今すぐお電話を」という的確なアクション誘導(CTA)までを一連の流れで行なっています。
つまりテレビ通販は『ランディングページの映像版』です。しかし、インターネットはテレビとは違って映像に放送時間という概念がありません。そこで専用の縦長(ランディング)ページを使います。読み手の購入心理を紐解いていくとランディングページは理にかなった販売手法と言えます。
ちなみにランディングページを使わずに売る方法もありますが、相当な手間がかかります。読者さん(見込み顧客)の不明点を取り去り、限定性を高める最適な販売方法はランディングページ一択です。
まとめ
ショッピングカートの選び方は少しむずかしいです。理由は「目的で最適なカートが異なるから」です。もし商品を登録して「お店をオープンした雰囲気を出したい」なら無料のBASEでも十分でしょう。
ただ、クライアントに依頼されて本気で売り上げを求められているのであればショッピングカートの選び方を間違えると後々かなり面倒なことになります。たとえどのカートを選んだとしても後から構築しなおす作業はかなり労力がかかってしまい心が折れるほど大変な作業になるからです。
いまだ商品販売に「ランディングページは要らない」と考えているとしたら完全に情報不足と言えます。ショップサイトにアイテムを登録していくだけで「商品が売れる状況」を想像したい気持ちは理解できます。ただ、実際問題で僕たちが考えなくてはならないのは「想像の理想」ではなく『見込み顧客の現実』です。
まず、お客様は疑問だらけでお店へ訪れるところから始まります。そして、お客様自身が持っている悩みや課題をすべて解決できるサービスを探しています。気になっていた点がクリアになって、予想していた金額を超えない範囲で、明るい未来が手に入るからこそ購入に至るのが検討している側の気持ちです。
もしネットショップを成功させたいなら客観的な目線が必要です。仮に予算の関係でどうしてもカートを無料にしたいのであれば「ランディングページ」では申し込みまでを受け付けて、すべて対応した後に料金支払いを『無料カートで受け取る』という方法もあるはずです。料金を先に受け取るか、後で受け取りたいかなど販売する方針次第で設計も変わります。検討中の内容を一度しっかりと練り直してみましょう。
▼リピストを検討中の方はご一読ください
https://wp-labo.com/which-cart-online-shop-sells/
最新式の無料プラグインを事前公開
WordPressは公式サイトに登録済みのプラグインだけで全機能を補足しきれません。当サイトでは使いやすさを追求した魅惑的なプラグインを無料でダウンロードいただけます。運営ホームページのマーケティング力をさらに高めるチャンスです。まずは無料でDLしてお試しくださいませ。
→ 改良されたプラグインを確認する