2001年に取得しなかったドメインが1000万円を超えている話

こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム（@WP_LABO）です。

今から22年前の2001年3月26日が「.jp」ドメインにとって特別な日であることをご存知でしょうか？具体的には汎用JPドメインの「同時登録申請」が始まった日です。細かく言えば事前登録申請受付期間としてスケジュールが優先登録と同時登録の２つにわかれていました。下記にて詳しくご紹介させていただきます。

2001年に取得しなかったドメインが1000万円を超えている話
まとめ

2001年に取得しなかったドメインが1000万円を超えている話

古い話になりますが2001年と言えば誰もが3文字ドメイン（.jp）を取得可能だった時代です。そのため3〜4文字といった短い文字列のドメインは取得日が2001年3月26日付になっているケースが多くございます。

事前登録申請受付期間とは

先述した通り「.jp」ドメインは申し込みに事前申請期間が設定されていました。

・優先登録申請（2001年2月19日～2001年3月22日）
・同時登録申請（2001年3月26日～2001年4月19日）

わかりやすく言えば法人が優先的に同名のドメインを取得できる期間と一般向けで同時申請を受け付ける期間がありました。後者が2001年3月26日取得の「.jp」ドメインが多いと言われる理由の１つですね。

有名どころでは「note.jp」も取得日が同時登録申請が始まったタイミングと一致しています。独自ドメインの価値にいち早く注目していた企業や個人はその時期から可能性を見出していたということですね。

つまり、2001年には希少価値が高いドメインは埋まり始めていたということになります。ちなみに同一ドメインの申請は登録者が抽選で決まる仕組みでした。人気の高い文字列は運で左右されるシステムです。

短いドメインが取得できた時期

登録申請では手数料とドメイン登録料が別途必要でしたが両方それぞれを合わせても１万円以内が相場でした。

この頃は「.jp」ドメイン以外でも「.com」も空き状況のドメインが多かったので人によっては1000万円以上の価値まで増加している独自ドメインを取得できるチャンスがあったりと面白い時期だったと言えます。

実際2001年3月26日に取得した「.jp」ドメインと同じ文字列の「.com」が2003年に契約者本人が失効して空き状況となった期間があります。造語でもなく英単語の4文字ドメインですね。継続的に売買が繰り返されているドメインで2023年現在1000万以上の価格で販売されているので時代の経過で価値も急上昇しています。

もちろん、人によっては当時から「.jp」ドメインを狙いながらも「.com」の空きも伺っていたはずですよね。

当時にあった登録申請時の悩み

何百社とある指定事業者からJPドメインを登録するサービスをどのように選べばよいかわからない。今ほどインターネットが広まっていない状態でのドメイン取得は想像しているよりもハードルが高いです。

優先登録の区分が違ったり申請手数料やドメイン登録費用もバラバラなので迷うのが当たり前かもしれません。2023年になった現在もどの独自ドメインを取得しようかと多くの人が悩む状況と似ていますよね。

何よりも2001年に短い英単語の「.jp」ドメインを取得した人は先見の明があります。

まとめ

本日は「2001年頃のドメイン取得」について解説させていただきました。

当時事前登録では「事前申請手数料」が必須だったのでそういった意味でも登録にたどり着くまでの壁があって多くの人が途中で諦めてしまったはずです。もし短い文字列の「.jp」ドメインを見つけたらぜひ逆引きで取得日を検索してみてくださいね。結構な確率で2001年3月26日になっているので言っている意味が伝わるはずです。

▼今すぐドメイン取得日を確認する
https://wp-labo.com/domain.html

本記事がご参考になれば幸いです。