こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
こんな疑問にお答えしていきます。
目次
ショッピングモール型のネットショップ(ECサイト)を開店するメリットとは?
本記事の内容
- 楽天市場やAmazonに出店すると何が良いかを学んでみたい
- ショッピングモール型はどういう点がおすすめか知りたい
- すでにお店が集結しているから集客しなくてもよいのかな?
この記事を書いている僕は過去にあらゆるネットショップを運営してきました。そのなかでもショッピングモール型を選んで失敗した人と成功する人を数多く見てきたので選び方や違いについて詳しく記事にさせていただきます。気になっていた方はぜひご一読くださいませ。
ショッピングモール型のネットショップとは?
ショッピングモール型のネットショップは簡単に言えば「イオンモール」や「ゆめタウン」などオンライン型の総合スーパーです。一般的なモールには複数の店舗が集結していますよね?
店舗側が集客をしなくてもモール自体にお客様が集まるのがモール型ショップ最大の特徴です。よく似た仕組みでは「商店街」も同様です。さまざまお店がひとつの通り内に集まっているので、店舗側は商店街に属しているだけで間接的な集客効果の恩恵を受けられます。
ただし、ショッピングモール型のネットショップは、団体(モールや商店街)に入る必要があるので費用が通常よりも少しだけ高くなってきます。参考までにかかる費用をまとめておきます。
- 店舗の初期登録費用
- 月額の出店料
- 管理システムの使用料
- 決済時のロイヤリティ
- その他の手数料
初期登録費用は「参加登録にかかる手数料」。月額の出店料は「毎月必要となる参加費」です。そして管理システムの使用料は「月々のショッピングカート利用代」。さらに決済時のロイヤリティは「商品購入毎に乗るモール側へ支払う決済手数料」。その他の手数料には「システムのメンテナンス代など管理維持の費用」が含まれます。ショッピングモール型は「無駄な出費」が多いです。
ショッピングモール型ネットショップのメリットについて
ショッピングモール型のネットショップを運営する際はならではのメリットもいくつかあります。
メリット① モール側に集客力がある
イオンモールではたくさんの専門ショップが並んでいますよね?たとえば「大手ブランドの店舗」「セレクトショップ」「雑貨屋」などなど。1階には日用品や食材を販売するモール側のお店が併設されているのでモール側に集客力もあります。さらにイオンモールではイオンカードが発行可能。すでにカードを所有しているお客様はイオンモールを頻繁に使うので自然と人が集まります。
モール型では1つのお店に行けば色々な商品が同時に見れるので家族づれにはとても人気があります。移動時間を考えるとお店が1箇所に集結しているのは嬉しいですよね。車や電車で移動すると交通費がかかってしまうので経済的な目線でもお客様が集まりやすい理由がわかります。
ネットショップで言えば「楽天市場」が有名です。楽天市場をひらけば色々なお店があって、ポイントも全店舗共通で使えたり、楽天カードで決済をするとポイントが倍になるなどメリットが多いです。
あまり知られていませんがアマゾンも同じくモール型です。商品をカートへ入れる瞬間に最安値のお店が自動で切り替わるので購入者側は気づきにくいですが構造自体は変わりません。
メリット② 他店のお客様が来訪する
楽天市場でもイオンモールでも同じで、予定では「日用品を買いに来ただけ」だったのに、以前に買い忘れてしまった商品や気になっていた新製品をチェックしたくなる場面があります。
ショッピングモール型では他店を利用したお客様が流れ弾方式で店舗へ流入する可能性があります。以前に記事でご紹介した「アップセル」と同じで、人は行動中に「ついで商品」を買いやすいです。どうせならまとめて買っておきたいと考える人は多いので偶発的な集客効果が見込めます。
メリット③ ポイントが共通で使える
イオンモールではイオンカード(ときめきポイント)が使えるように、楽天市場にも「楽天ポイント」があります。ポイントはモール全体を通して利用可能なのでお得に買い物ができます。
ショッピングモール型ネットショップのデメリット
ショッピングモール型のネットショップはメリットばかりではありません。デメリットもいくつかありますので簡単にご紹介させていただきます。個人的にはモール型はおすすめしません。
デメリット① 価格競争に巻き込まれる
メリットで挙げた通り「お客様」は店舗でなく「モール側」が持っています。そのため参加している店舗はすべて比較対象とされます。同系列のお店があれば安い方でお得に買いたいのが購入心理。もし仮に高い方で買ってしまった場合も最安値のお店を後で知れば次回からは安い方で購入するのが一般的です。
商店街や大手モールへ参加するというのは言い換えれば価格競争を強制されるという意味です。独自で広告宣伝を工夫して直接顧客を呼び込めたとしても「隣のお店が最安の値札」だったらお客様を丸ごと持っていかれるのがオチ。価格競争で勝ち抜くには薄利多売しか道が残されていません。
となれば圧倒的な資本力を持っている資本家や企業が勝ち抜く世界となります。
デメリット② 手数料の負担が大きい
店舗を出す際の参加料や、月額の出店手数料、または支払いごとで上乗せされるロイヤリティなどモール型では何かにつけて「手数料が上乗せ」されていきます。モール側としては参加店舗から1円でも多くの費用をもらわないと運営自体が成り立ちませんので仕方ありません。
デメリット③ 本当は集客ができない
先述したように集客は主に「モール側」が行います。しかし、あくまでもモール全体へ来店するだけなので1つの店舗に魅力を感じて訪れたお客様とは程遠い存在と言えるでしょう。
本来目指すべき「集客」ではモール側に頼らず、流れ弾的な集客もあてにせず、自らの力で積極的に人を集めなければなりません。実際、楽天市場にお店を出店すると、熱心な営業さんが担当者となって毎月ウン十万円と広告費用をかけるように何度も何度もアドバイスを受けます。
ただし、お店が「モール型」で運営されている以上は、仕組み的にどうしても付近の店舗と比較対象にされるので、頑張って新たに獲得したお客様も取り逃がしやすい状況は変えられません。
ショッピングモール型ネットショップを選ぶと幸せになれる人
ショッピングモール型ネットショップを選ぶべき人は下記に1つでも該当する人です。
- 圧倒的な資本力があり価格競争に入っても勝ち抜ける自信がある
- 独自性が高い商品のみ取り扱っていて他社と比較される心配が一切ない
- 薄利多売で数を販売する方法でビジネスを構築しようと考えている
個人的にはショッピングモール型のネットショップは資本力がある人以外は選ぶべきでないと考えています。
大手企業のネームバリューを借りて販売できるメリットは、逆に考えれば価格競争に巻き込まれ複数のクレジットカードを満額ギリギリで運用せざるを得ない状況も引き寄せます。
最後に
今回はショッピングモール型のネットショップについてまとめさせていただきました。
小さな資本で勝ち抜くには他社と比較されにくい状況を作り出すのが近道です。もし銀行に数千万や何億と眠っているのであれば話は別ですが、そうでなければ自ら喜んで同じ土俵に立つ必要はありません。
独自性が高い商品を取り扱えば「自社カート型」でも簡単に商品は売れます。しかし、誰でも仕入れられる既製品に『利益を上乗せして販売』している以上は「転売ビジネス」とまったく同じ。転売ビジネスは競合が参入する敷居も低く結果的に「薄利多売」が求められるのは当たり前です。
では、価格競争に巻き込まれず、個人で勝ち残っていく3つの方法を下記へまとめておきます。
- ポイント1:希少価値を高める(比較されない商品を扱う)
- ポイント2:価格は下げずに上げる(独自性を磨き続ける)
- ポイント3:月額費用を極力上げない(運営方法を考える)
もし仮に「毎月100万円の売り上げ」を作り出すために「月30万の広告費」をかけて「都度20万円の手数料」を支払っているとしたらあなたの手元には半分の50万円しか残りません。
人によっては「ショッピングモール型でネットショップを開店すれば商品が勝手に売れるだろう」と何のあてもなく計画を立ててしまいます。しかし、予算や将来的な道筋を何も考えず、ただ闇雲に「ショップを出せば売れる」と考えるのは「失敗の始まり」でしかありません。
以前にもご紹介しましたが、ネットショップには色々な立ち上げ方があって予算や目的によっても手段を選び抜かなければなりません。理想は『手数料は最小限で、利益を最大化する』です。急いで早とちりしないようにしっかりと計画を練って「最適な方法」を選ぶようにしてください。
最新式の無料プラグインを事前公開
WordPressは公式サイトに登録済みのプラグインだけで全機能を補足しきれません。当サイトでは使いやすさを追求した魅惑的なプラグインを無料でダウンロードいただけます。運営ホームページのマーケティング力をさらに高めるチャンスです。まずは無料でDLしてお試しくださいませ。
→ 改良されたプラグインを確認する