こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
最近よく「会員サイトを立ち上げたい」といったご相談をいただきます。当研究所にはワードプレスのカスタマイズやウェブサイト制作まで幅広いお問い合わせがあります。本日はワードプレスで会員サイトを運営する際の流れや基本的な構造についてプロの目線で詳しくご紹介していきます。
目次
【保存版】ワードプレスで会員サイトを立ち上げる方法
本記事では「ワードプレスで運営する会員制ウェブサイト」を解説させていただきますが、ワードプレスを使わなくてもゼロからシステムを組めば会員サイトを立ち上げることだって可能です。ワードプレスは1つのCMSなので他にもたくさんの選択肢があります。ただし、コスト面で考えるとワードプレスは圧倒的に低価格です。
以前にCMS(コンテンツマネージドシステム)を解説した記事を書いたのでぜひ併せてご参照くださいませ。
以下では会員サイトの概要などをご紹介させていただきます。
ワードプレスで会員サイトを作るには?
会員制のウェブサイトには多くの種類があります。以前に「会員サイトの仕組み」を詳しくまとめた記事があるのでぜひご参考くださいませ。参加する会員(ユーザー)の種類はさまざまです。
たとえば「会員サイト」と言ってもあらゆるパターンが考えられますよね。
1. 会員登録すると限定記事が読めるオンラインサロン型のウェブサイト
2. メンバーになると会員限定で公開されている動画を閲覧できるウェブサイト
3. 松竹梅(3つ)のメンバー種類があって閲覧内容が違うウェブサイト
他にもまだまだありそうです。すべて会員制サイトなのでどんなウェブサイトなのかで構成も違います。
ワードプレスで会員サイトを作るためのプラグイン
膨大な種類のプラグインが揃っているワードプレス。会員制ウェブサイトを立ち上げるプラグインも豊富です。以前に会員サイトを立ち上げるなら候補にしたいプラグインを3つご紹介いたしました。
ちなみに上記の記事内で解説しているプラグインが下記3つです。
・WP-Members Membership プラグイン
・Simple Membership プラグイン
・Theme My Login プラグイン
もし有料会員化したいなら「Simple Membership」がおすすめ。ただ、実際に「Simple Membership」で構築する場合はあらゆる設定や決済サービスの連携設定が必要なのでカンタンではありません。
もちろん「WP-Members」も課金はできるのでどんな仕組みを作るかによって最適なプラグインが違います。会員制サイトでは定期課金(サブスクリプション)は必須ですよね。詳しくは記事をご確認ください。
ワードプレスで会員サイトを作りやすいテーマ
どんなテーマであっても「会員サイト」を作れてしまうのがワードプレスの凄さ。
プラグインの開発元が「どんなテーマでも動かせることを前提」として準備してくれているので、必要最低限のテンプレートファイルを内蔵しているテーマなら問題なく動きます。驚きですよね。
なかには会員サイトに特化したテーマもありますのでどんなウェブサイトに仕上げたいかで話は変わります。
ワードプレスで会員サイトの作り方
会員サイトのウェブサイト運営をしたいならまずは必要な機能を洗い出しましょう。
1. 会員へ向けた限定記事を書ける機能(または会員も記事を公開したい等)が欲しい
2. 会員メンバーの料金に松竹梅は設定しないので有料プラン(1種類)だけでいい
3. 毎月固定の金額をクレジットカードに請求したい(請求毎でメール通知は不要等)
4. 利用者のハードルを下げるために無料お試し期間(30日間の無料体験)をつけたい
5. 利益を最大化するためにクレジットカードの決済手数料は業界最安値で運営したい
ざっと洗い出しても上記の5つは決めておかなけれなりません。また1〜5の優先順位も大切です。たとえば「無料お試し期間は絶対に欲しい」のか「予算が合えばでOK」なのかで変わりますよね。
ワードプレスでは細かなカスタマイズができるので想定金額によって対応できる範囲も違います。とことんこだわって「予算をたっぷりかけて作るのか」それとも「まずは公開することを目指すのか」でも納品までのスピードや対応の作業工数も大きく異なるのでゴールを決めることが大切です。
目安としては最安で15万円程度、本格的に作り込むなら25万円〜は必要になります。
ワードプレスで手軽な会員サイトを作る方法(パスワード式)
会員制ウェブサイトの簡易版として「パスワード保護」で運用する方法があります。
パスワードは大文字も小文字も自由に設定可能です。ワードプレスにはパスワード保護機能が標準で付いているので全会員が共通パスワードで記事を閲覧する場合は会員サイト化も一切不要となります。
パスワード保護を設定すると記事側に閲覧制限が入ります。
ユーザーごとでパスワードの再発行ができる会員サイトとは勝手が違いますがパスワード保護でも運営は可能。あくまでも「記事単位でのパスワード保護なので会員サイト風ですが事足りますよね。
予算がなければアイデアでカバーするのも1つの方法です。あらためて考えると少しユーザー目線に欠けますが記事の数が少ない間はパスワード保護でサイトを運用していくのもありかもしれません。
ワードプレスで会員サイトを作成する手順
以下では一般的な会員サイトを作成する方法をご紹介いたします。上記でも解説した通りひとことで会員サイトと言ってもさまざまです。会員制EC(ショッピング)サイトもあるので形態は多種多様。
当研究所でおすすめのプラグインは「Simple Membership」です。以前に作成手順をまとめた記事があるので以下もご参照くださいませ。内容が少し古くなっているため参考程度にお願いいたします。
プラグインを導入すると投稿と固定ページに「限定公開の設定」と「会員レベルの設定」が追加されます。
限定公開を「はい」にして、該当の会員レベルにチェックを入れるだけで閲覧に制限がかかります。
会員レベルは何個でも作れるので「松竹梅のプラン」も設定可能です。
会員を有料にするか無料にするかでも作り方は変わってきます。
まとめ
本日は「ワードプレスで会員サイトを立ち上げる方法」をご紹介いたしました。
実現したい機能が複雑であれば2つ以上のプラグインを併用する場合もあります。またテーマ側に会員サイト機能が搭載されているなど状況も色々とあります。大切なのは運営したいゴールを明確にすること。
まずは会員サイトの全体像を洗い出して「どんな機能を優先するのか?」を整理してまとめることが大切です。
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