こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
最近は多くのレンタルサーバーに無料SSLが導入されています。設定も大半がワンクリックで完了しますがサーバーによって多少の癖もあります。特に「さくらサーバー」ではシステム上の仕様が複雑に絡んでいて発行に少しコツが必要だったりします。手順次第では永久に完了しない場合も…
本日はさくらサーバーで無料SSLの発行を行う際(手詰まり時)に必ず確認するべき項目を5つご紹介。
ネームサーバーが変更できていない
サーバー運営の初心者によくあるのがDNS設定を変更できていないパターン。この状態だとSSLは発行できません。独自ドメイン(example.com)のネームサーバーは必ずさくら指定のDNSを設定しましょう。
▼さくらのDNSサーバー
ns1.dns.ne.jp
ns2.dns.ne.jp
さくらサーバー以外のDNS設定は以下記事にもまとめています。
既に設定済みなら問題はありません。ちなみに変更はドメイン管理パネルからネームサーバーの指定が行えます。他社のレジストラサービスでドメインを管理している場合は利用サービス側から変更が必要です。
▼ドメイン管理サービス
・お名前.com
・バリュードメイン
・ムームードメイン
レンタルサーバー側にドメイン管理機能も付属しているサービスもあるので、設定箇所は適宜確認しましょう。もしさくらサーバーで取得したドメインをさくらサーバーに適用するなら特にDNS変更の必要はありません。
DNS設定の浸透に時間を要している
DNSを変更して間もない状態では無料SSL発行の実行ができません。そんな時はドメイン直下に何かファイルを置いて読み込めるかチェックしてみましょう。FTP接続をして該当ドメイン直下にtest.htmlを置いてテスト。
▼test.htmlを置いた場合
http://example.com/test.html
設置後に上記のファイルを正しく読み込めればDNS切替は完了しています。DNS設定が変更できていない場合はSSL発行ができません。以下のサービスでDNS浸透状況の確認も可能です。
▼SEOチェキ!
http://seocheki.net/whois.php?w-url=http://example.com
Name Serverが以下であれば正常にさくらサーバーに切り替わっています。
Name Serverにさくら指定のDNS値が反映されていますね。
ドメイン配下のデータが読めない
もし「http://example.com/test.htm」が正常に読み込めたとしても「http://example.com」ブラウザ上で正しく開けない状況ではSSL発行を拒否される現象が発生します。先にワードプレスを設置してしまった状況やリダイレクト処理が効いている場合等々、間違った設定箇所がないか確認してみましょう。
さくらサーバーでは仕様として“厳密なドメインチェック”をするので見落としがないか注意してください。状況に応じて「htaccess」を外したりDBへの接続も一時解除すると吉。色々と試してみましょう。
SSLの発行手順に誤りがある
コントロールパネルからドメインを追加後、数時間経てば無料SSLは追加可能です。ただし、先述した通り、DNS浸透不足(反映待ち)やサーバーのファイル状況によってはSSL発行が完了しない場合もあります。
ドメイン追加後にSEOチェキでDNS設定が反映されたのを確認してページのアクセスができたらSSL発行は無事完了するはずです。もし不安がある場合は以下3点を重点的にチェックしてみましょう。
1. DNS設定は変更済みか?
2. SEOチェキに反映されるか?
3. URLでページが見れるか?
基本、上記3手順のみでSSL発行準備は整います。
キャッシュ情報が影響している
実際に操作をしているPC環境でキャッシュやクッキー情報が影響してSSL発行時のブラウザリクエストを正常送信できていない可能性も考えられます。PCの再起動、ルーター再起動からブラウザ側の各種キャッシュ情報なども十分あり得ます。Chromeを使っているならウルトラスーパーリロードも試しましょう。
キャッシュの可能性が考えられる場合はぜひ上記手順で更新をお試しください。キャッシュが影響するパターンはほとんどありませんが過去に一度も掃除していない等“溜まり具合”によっては疑う余地も十分ありそうです。もし無料SSLが発行できない場合は本記事で紹介した5つを中心に各々の検証を進めてみてください。
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