【初心者向け】Mac環境でComposerをインストールする方法

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こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。

PHPの勉強を始めたら「Composer(コンポーザー)」というよくわからない単語が出てきて困っている。そんなあなたに必見です。当記事ではMac環境でのインストール手順をご紹介させていただきます。

【初心者向け】Mac環境でComposerをインストールする方法

まずはインストール作業へ進む前に「Composer」を理解しておくとスムーズです。

Composerは複数での開発向け?

getcomposer.org

カンタンに言えばComposerは「PHPの総合管理システム」です。と言われてもあまりピンときませんよね。

PHPは「システム開発を行うためのプログラミング言語」です。実際の現場では「複数人での同時開発」になることが多く、場合によっては効率化も求められます。取り組むプロジェクト規模によっては1人で開発することも可能なのでPHPが複数人で取り組む言語という意味ではありません。

もし「複数人」で同時開発するなら全員の足並みを揃える必要がありますよね。

「Comporser ⇒ PHPの総合管理システム ⇒ 下準備を効率的に進めるためのツール」

もう少し具体的にお話していきますね。

Composerが必要な理由

Comporserは「複数人で開発しやすくするPHP効率化システム」と考えてください。たとえばシステム開発では1つの機能を実装するためだけに複数個のライブラリを導入する状況がありますよね。

仮に搭載したい機能を実装するために必要なライブラリが「3つ」あったとしましょう。メインで使うライブラリが「A」、補助で使うライブラリが「BとC」だったとします。そこでComposerが役に立ちます。

もし開発メンバーの全員がComporserをインストールしていれば“コマンド1つ”で「AとBとC」が紐づいた状態で自動設定してくれるという便利な仕組みです。仮に開発メンバーが「Composer」を導入していなければ各々が個人個人で「A/B/C」をすべて見つけてダウンロードして設定しなければなりませんよね。

つまり「インストールするハードルが少し上がるけど、コマンド(Macで言うターミナル)一発で設定を自動で進められる便利なComposerという仕組みを使いましょう」ということです。

プロジェクトの下準備を「業務効率化できるツール」と言えばイメージしやすいかもしれません。

今後はComposerでのインストールが主流に?

個人的には「Composerでのインストール」と「手動でのインストール(.dmg)」を両方残して欲しい派ですが時代も進み最近は「Composerのインストールのみに対応したソフトウェア」も出てきています。

たとえば「Goutte(PHPのライブラリ)」がその1つですね。Goutteはスクレイピングという技術を手軽に行うためのツールです。数年前までは手動でのインストールにも対応していました。

しかし、時代も変わり今では「Composer経由でのインストール」しかできません。

Composerを導入する方法

前提としてComposerを使うにはComposer自体のインストールが必要です。

ちなみにComposerのインストールは「コマンド画面(ターミナル)」から行います。もし今まで「Macへソフトウェアを.dmgファイルでインストールしていた方」であれば少しイメージしづらいはずです。

Macintosh HD > アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル

に進めば「ターミナル」を起動できます。

ターミナルを起動するとコマンド入力画面が開きます。

実行するスクリプトはComposer公式サイトの「Download」にあります。

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この内容を1行ずつコピペしてコマンド内に貼り付けて「Enter」で実行しましょう。

1. インストーラーをコピーしてダウンロードするためのコマンド

まずは以下をコピーして貼り付けて実行。最新のコマンドは公式サイトからコピペするのが確実です。

php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');"

そして次はファイルの確認作業を行うコマンドを進めていきましょう。

2. 正しいファイルか確認するための検証コマンド

ハッシュ値で検証するコマンドですね。

php -r "if (hash_file('sha384', 'composer-setup.php') === '756890a4488ce9024fc62c56153228907f1545c228516cbf63f885e036d37e9a59d27d63f46af1d4d07ee0f76181c7d3') { echo 'Installer verified'; } else { echo 'Installer corrupt'; unlink('composer-setup.php'); } echo PHP_EOL;"

この次がインストーラーを実際に実行するコマンドとなります。

3. インストーラー実行用コマンド

php composer-setup.php

正しく完了すると下記が表示されます。

4. インストーラー削除用コマンド

php -r "unlink('composer-setup.php');"

以上でインストールからインストーラーの削除まで完了です。

インストール完了を確認するコマンド

php composer.phar

以下が表示されたら動作OKです。

Composerを移動させるコマンド

どこからでも動かせるように「composer.phar」を「/usr/local/bin/composer」へ移動させておきましょう。

sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer

移動した後は以下のコマンドで動作を確認できます。

composer -v

さっきと同じ画面が表示されたら移動完了です。色々なコマンドが揃っていますね。

以上で完了です。

まとめ

本日は「Composerのインストール手順」を解説いたしました。

もしかすると、今後あらゆるツールが「Composer経由でないとインストールできなくなる」かもしれません。とはいえMacでターミナル(コマンド)のソフトウェアインストールに慣れない方も多いですよね。

システム開発では開発環境を整える作業も大切です。特に複数人での開発ではバラバラになりがちな環境設定。もしシステマチックに解決できる箇所があるなら積極的に使いましょう。一度でも慣れてしまえばこれからは「Comporser経由でインストールでOK!」と圧倒的な時短につながります。

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