こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
こんな疑問にお答えしていきます。
本記事の内容
- 仕事ができる人になるためにはどういった心がけをすればよいんだろう。
- 長いあいだ成果を出し続けたいので実力が伴っていない人にはなりたくない。
- 他業種の優秀な先生から仕事術を盗んで自分に活かす方法が知りたい。
あなたに質問です。歯医者さんで歯の治療を受けたご経験はありますか?大きな音を立てながら歯を削るとアゴまで響く痛み。痛みが苦手で「虫歯のまま放置している」方もいるかもしれません。
目次
抜群の技術力を持つ歯医者さんから学ぶ圧倒的な仕事術
今回は昔に治療し終わった歯のメンテナンスで重い腰をあげて歯医者へ行きました。
治療に向き合ってくれる「腕のいい歯医者さん」があるとの噂を聞きつけ、昔より虫歯が増えていないかとビクビクしながら歯医者に向かいました。なぜか緊張する歯医者。最近は身体作りにも力を入れているのですが食生活を変えても改善しない症状があり「噛み合わせ」に目を向けたのがきっかけですね。
仕事柄で「評判の良さ」が「実力の高さ」ではない点は心得ているので「立地や店舗の見た目」では選ばないようにしました。今回はホームページもなく、インターネット上での口コミが1件のみ。情報量が圧倒的に少ないなかでの選択でした。最終的に選んだ理由はなんとなくの直感でした。
テンプレート型の店舗ではない安心感
ビッグデータの活用と魅せ方が上手なお店は「立地の重要性」を深く理解しています。つまり、立地が良い店舗というのは『マーケティング技術の高さ』を物語っているとも言えるわけですね。
たとえば同じ都市ではなくても下記のような数値から逆引きして「売上の見込み」が算出できます。
- 店舗から半径1km以内の人口
- 半径2kmまで広げた場合の人口
- スーパーマーケットの有無
- 駅や劇場は存在するか
- 大手のフランチャイズ型店舗はあるか
効率化が図られた店舗では「テンプレート」がよく使われています。コンビニが短期間で出来上がる仕組みと同様で「同じ型(テンプレート)」を流用すれば店舗を高速で建てられるからです。
歯医者や接骨院もよく目を凝らして見ると「テンプレートの型で作られたお店」かどうかが解ります。カラーやレイアウトが違っても「基本的な構造は同じ」だったり、すべてがそうとは言えませんがテンプレート型のお店は下記のような『よく似た外観』を使って設計されています。
- 立地が良い場所(大通りに面している等)にある
- 外観がガラス張りで外から受付が見える造りになっている
- 派手なカラーとポップな看板で目立つ工夫がされている
個人的には、効率化を計った「テンプレ化」も好きです。ただ、自分自身で何かを選ぶときはできるだけ「またこのパターンか」とはならないように工夫する必要があるとも考えています。
理由はお客様は想像以上にそういった部分にも直感的に気づいているからです。「あれ、この雰囲気あの通りにもあった気がする」ではお客様の記憶に残りにくい。そして「記憶に残らない店舗」はお客様が本当に困ったときの「最終候補」としてお店を選ぶときのお気に入りリストには入ってきません。
店舗はテンプレートよりオリジナル?
やはり「テンプレ」よりは「テンプレじゃない方」が良く、仮にテンプレでもパッと見て「テンプレート」だとは分かりづらい「少し変わったテンプレ」を使うべきです。もちろん「オリジナル」に越したことはありませんがお客様に「またコレか…」と思われる事態は避けた方が無難ですよね。
カンタンに言えば安直に「こうすればイケる」と他人から聞いたアドバイスを採用する人も多いですが「重要な部分の経費」は削らずによく考えて店舗づくりへ取り組んだ方が良いのは言うまでもありません。ちなみに今回訪れた歯医者さんは『テンプレ型』ではなく昔ながらの雰囲気が見える外観でした。
一方的に治療を始めない紳士的な進め方
初診開始前は「気になる部分」や「治療方針」をカルテに書き込むところから始まります。僕は虫歯があれば治したい点や、銀色の詰め物を白くしたりと可能な限りでやり直したいと書きました。
1. 治療前後に必ず具体的な説明が入る
初回時はレントゲンを見ながら前回の治療をヒアリングしてくれます。そして、写真に映った部分を事細かに説明して治療の方針を伝えてくれました。さらに銀色の詰め物を白く変える方法は保険外と保険内の2種類あり、最近は保険内のタイプでも十分綺麗に仕上がるとの補足もありました。
まずは見えにくい箇所を保険内で治療し、気になれば保険外(セラミックタイプ)を考えてみてはいかがでしょうか?と両方の選択肢を残したうえで治療に入ってくれて本当に丁寧でした。複雑な技術を扱う点はエンジニア業も似ている部分があり説明を省略してダメな点に気づかされました。
2. 口の開け閉めも丁寧な声がけ
勝手ながら歯医者の先生にいい印象を持っていませんでした。過去に訪れた5つほどの歯医者さんでは先生も「治してあげる」というスタンスで優しさを感じた記憶は残念ながらありません。
今回の先生は本当に丁寧で毎度「では、少し見せてくださいね」「口を楽にしてくださいね」「もしかすると痛いかもしれないので手で知らせてくださいね」「一度ゆすいでもらいましょう」「口をゆすいでくださいね」といった1つずつも面倒がらずにすべてを事細かに伝えてくれます。
もちろん、過去に治療してくださった先生方が全員言ってくれなかったわけではありません。皆しっかり治療してくれましたし丁寧な対応でした。でもこれほど「的確な説明をしながらの治療」は正直初めてで良い意味でショックを受けました。1件目からこの歯医者さんに通いたかった。
3. 歯科助手さんとの連携が抜群
阿吽の呼吸とはこういうやりとりだろうと僕は初めて感じました。治療をしてくださる先生の技術もすごいですが、横でサポートしてくださる歯科助手さんが的確すぎます。まるで長年寄り添った夫婦のように見事なサポートで先生の動きを先回りするかのごとく完璧なアシストっぷり。
何気に見落としてしまうポイントですが、受付対応からサポート、そして料金支払いから次回の予約などをすべてこなすのが「歯科助手さん」でもあります。入室時に上着をかけてくれたり、手際よく首かけを準備してくれたりともう何1つ不安がないレベルで素早く対応してくれます。完璧。
ホームページがない歯医者さん
僕たちは企業などのウェブサイト作成を本業としています。しかし、今回の歯医者さんは今の時代にホームページを持っていませんでした。もちろん「歯医者さんのブログ」もありません。
でもこれほどの技術力なら「ホームページ」がなくても口コミだけで回ってしまうのもまた事実。自分自身もご近所さんに「本気で治療に向き合ってくれる歯医者さんを探してる」と言われたらすぐ紹介できますし、何よりも今後何かあったら自分自身がずっと通い続けたいと思っています。
実はウェブの世界では実力が伴っていないのに「マーケティングが上手」という理由で目立っている人も意外と多かったりします。僕はそういった魅せ方が正直好きではありません。ただ声が大きいだけで静かな人よりも目立って評価され「得してしまう」のは個人的に腑に落ちないです。
主張が苦手、でも実力は高い、こういった不器用な人に光を当てるのが本当のマーケティング。
何年もマーケティングを学べば学ぶほど「不器用な人が不平等さにさいなまれる事実」に気づき、納得できない時期もありました。やはり道端に落ちている石ころは「石」でしかありません。石をダイヤモンドに見せるための技術としてマーケティングが使われるのはあってはならないと考えます。
本物は値下げ交渉をしない
仕事をしているとごく稀に値下げが好きなクライアントに出会います。しかし、値下げはイコールで「技術力を甘く見ている」とも言い換えられます。エンジニア業は仕事の範囲が想像以上に広いです。制作の裏側を知らないクライアントほどエンジニアの仕事を軽視してカンタンに値下げを要求します。
値下げを求められたエンジニアは「120点」の作業予定を「80点」に妥協せざるを得なく仕事への充実度も下がります。本来100点を目指したいのに半ば強制的に80点での納品を強いられる原因そのものが「値下げ」だから仕方ありませんよね。過去に一度「値下げ」を要求した上で、クオリティは120点を目指せ!という無茶苦茶な理論を振るう経営者に出会いましたが、その後見事に倒産していました。
エンジニア業は専門的な知識を扱う仕事なのでお客様への説明を簡素化する場面も意外と多いのも事実です。しかし、そういった場面でこそ可能な限り1つずつの説明を怠らない姿勢が大切です。
最後に
僕は今回ご紹介した歯医者さんとの出会いで仕事の仕方が少し変わりました。また、過去に通った歯医者さんへ対する思い込みをもすべて吹き飛ばしてくれて本当に素敵な出会いになりました。
特に大切だと思った点をまとめておきます。
- 高度な技術の提供には「引き出しの多さ」と「絶対的な自信」が必要である
- お客様が目指すゴールへ進むために道筋や手順をしっかりと示すのが大切
- どのような仕事(対応)も結局は人と人のコミュニケーション(対話)である
もしお世話になっている歯医者さんのホームページを作る機会があれば、技術力を120%伝えられる構成で魅力をしっかりと伝えられるライティングも取り入れてページを作ってみたいです。
やはり道に落ちている「石」を輝かせる行為には意味がありませんが、もし「原石」なら適切な手順で磨き上げれば『ダイヤモンド』へ仕上げられます。偽物を遠ざけて、本物を近づける。何事も見た目だけにだまされないように注意して自分自身も本物でありたいと願います。日々精進していきましょう。
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