
本日はワードプレスで会員制サイトを構築するときに便利なプラグイン「Theme My Login」の導入するコツについてご紹介いたします。ワードプレスで「会員登録機能を導入する方法」はたくさん揃っていますがこのプラグインはかなり手軽に実装可能です。本格的なカスタマイズにも対応できるためとても人気があります。
ちなみにワードプレスで「会員サイトの作成」を言ってもさまざまなパターンが考えられます。まず第一に抑える必要があるのは「会員登録を行うユーザーにどういった権限を与えるのか?」です。
たとえば「自社ホームページのブログ記事を更新する外部ライターさん」が参加できる登録サイトを構築する場合を例にした場合。必要なユーザー権限や現状の業務フローなど課題は下記を想定しています。
▼外部ライターさんに必要な権限
権限:投稿者
※公開権限を与えない場合は寄稿者でもOK
▼外部ライターさんが参加するまでの流れ(現状)
管理者が手動で管理画面からユーザー発行をしたのちにログイン情報をライターさんにメールで共有している。
▼改善したいと考えている点
管理者は別の業務があるためあまり時間をとれないのでライターさんが自ら参加するための「ユーザー発行の専用フォーム」を導入したい。現在は「別フォーム」でライターさんに入力してもらった情報を元に「管理者」が内容を確認してユーザー発行時に入力いているので二度手間になっている。すべてを改善する仕組みが欲しい。
◯設定に入る前に内容をざっと整理◯
上記をカンタンにまとめると「外部ライターさんが投稿者として自由に参加できる仕組み」を運営中のワードプレスサイトに導入したいという状況です。もしホームページ内に「会員登録機能」を導入して、現在の面倒な業務(管理者が行なっている登録作業諸々)の自動化ができれば業務効率も大幅に向上しますよね。
もちろん、外部ライターさんの管理以外にも会員登録機能は使えます。会員登録と言っても使い方は本当に多種多様ありますが、以下では参考として外部ライターさんの管理として例に説明を進めていきます。
Theme My Loginで会員制サイトを作成するコツ(準備編)
初期設定はそれほどむずかしくありません。ワードプレスの管理画面からプラグインを検索してインストールするだけでOK。シンプルに仕上げるのであれば設定もあまり複雑ではないので初心者でも導入可能です。
Theme My Loginを有効化
まずはプラグインをインストール。
インストールが完了するとメニューが追加されます。
一般をクリックするとすべての設定が表示されます。
有名な話ですが「Theme My Login」は元々かなり多機能なプラグインでしたが途中から「機能の一部」が有料化されました。具体的には「Extensions」で販売されている「Legacy Bundle」が元々無料で搭載されていた機能です。メール送信機能やプロフィール機能やリダイレクト設定などが含まれています。
ただし「Extensions」を使わなくても同等の機能は実装可能です。つまりは実装が面倒という方へ向けて販売されている便利なお得パックです。本記事では「Extensions」は使わずに機能の実装を解説してきます。
ユーザー登録機能を許可する
プラグインをインストールしただけではユーザー登録はできません。ライターさんがアカウントを作成できるように設定を変更していきましょう。登録ページをクリックしても登録が許可されていないと出ます。
サイト上からユーザー登録ができるようにワードプレスの設定を変更していきましょう。
ユーザー登録の許可は「設定 > 一般」から変更可能です。
チェックを入れてメンバーシップを許可しましょう。あとユーザー登録があった際の権限を設定します。元々は購読者となっていますので「投稿者」と変更してください。もし記事の作成する権限まで(公開権限なし)であれば「寄稿者」を選べばOKです。投稿者であれば記事の公開など基本操作が行えます。
設定の反映には「変更を保存」をクリック。
無事ユーザー登録ができる状態になりました。
ユーザー登録までの許可は以上で完了です。
まとめ
本日は会員制サイト構築プラグイン「Theme My Login」を使ってプラグイン設定を行うための準備を解説させていただきました。次回はユーザー登録時のフォームをカスタマイズする方法などをご紹介いたします。
次回は細部に手を加える方法についてまとめる予定です。ちなみにインストールした直後の状態では「ユーザー登録画面(登録フォーム)」のタイトルが「登録」となっていたり、少しわかりづらいです。
もちろん現在使っているテーマによって「見出しの文字サイズは小さくなる」ので多少、違和感もなくなりますが「登録」と書いているよりは「メンバー登録」などもう少し具体的な方が使い勝手が向上するはずです。
あと「パスワードをお忘れですか?」という文言も「パスワード再設定」などの方がわかりやすそうです。もしユーザー登録時に「会社名」や「都道府県」なども入力できるようにすればマイページと自動で連動します。
上記のように「Theme My Login」はカスタマイズ次第でどこまでも作り込めるのが特徴です。先述した通り以前までは「Legacy Bundle」の全機能が無料だったこともあって評価に波があるのでプラグインをインストールする時期によっては4つ星をきっている場合もありますが、実際の機能性は素晴らしいです。
あと「Legacy Bundle」の有料化に伴ってウェブ上の記事が色々と混在しているため利用ユーザーを惑わせてしまっているようですね。ちなみに登録フォーム内にセレクトボックス(プルダウン)を出したり、パスワードの設定フォームを表示も可能なので手順はむずかしいかもしれませんが基本機能は大体抑えられています。
もし会員登録機能や会員制サイトを使ってみたい場合はぜひお試しくださいませ。基本となる設定編の次として応用編の記事も作成いたしました。さらに踏み込んだ設定に挑戦されたい方はどうぞご覧ください。
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