
WPホームページ研究所運営サポートチーム監修のオムスビ(@OMUSUVIcom)です。
久々に作業で泥沼にハマってしまったので忘れないよう解決策をメモしておきます。
目次
Local by flywheelでAllowed memory sizeエラー表示時の対策方法
当ページに訪れた方であれば「Local by flywheel」がワードプレスをローカル環境で開発する際にスピーディに作業を進められるアプリということはご存知ですよね。念のために関連記事をクリックして読んでいる方や、別のキーワードを調べて訪れた方にも補足しておくと「ワードプレスのテストサイトをパソコン内に5秒以内で新しく立ち上げられる画期的なアプリケーション」が「Local by flywheel」です。
下記がワードプレスを新しく追加設定する画面でカンタンな入力だけですぐにテストサイトが立ち上がります。
たとえば「TEST」の部分に「DEMO」などわかりやすい名前を入力すればOK。参考までに以下は過去にワードプレスをインストールした2つのサイト(BuilderとDEMOという名前で設定)です。
ちなみにインストール時は「PHPのバージョンやサーバーのOS」などを細かく指定可能でとても便利です。
Allowed memory sizeエラーの対策方法について
カンタンに言えば「Allowed memory size」はメモリー不足のエラーです。
現時点のメモリーを確認するためには「phpinfo」を使います。使い方はシンプルで以下を記述したPHPファイルを好きな名前で保存して直接ファイルを開けばOK。もし仮に「info.php」なら配置するだけですね。
<?php
phpinfo();
?>
実際に設定したテストサイトに配置した例が以下です。
ドメインはサイトを立ち上げた際に指定するので「http://test.local/info.php」などで開きます。
メモリーは「memory_limit」という値で管理されています。
上記で言う「256M」の上限を超えたリクエストがあったら「エラー」が出る仕組みです。エラーが出るパターンはいくつか考えられますがデータベースをインポートする際の「容量オーバー」で表示されます。
Allowed memory sizeエラーを解決する方法
ではエラー対策の手順をご紹介いたします。解決方法は大きく2種類があります。
1. memory_limitなど容量の上限を各種設定で緩和する
2. コマンドラインでデータベースをインポートする
まず「1」のサーバー側の容量を設定している値を緩和する手順です。
・php.iniで値を変更する
・htaccessで値を変更する
・wp-config.phpで値を変更する
前提としてどの設定を変更しても「Local by flywheel」では立ち上げたサイトを再起動が必要となります。再起動はアプリケーション上でカンタンに行えます。以下の通り「STOP SITE」をクリックするだけです。
止めると「STOPPING」という表記に切り替わります。
そして再度「START SITE」を押せばサイトが動いている状態へ戻ります。
どの方法(php.ini/htaccess/wp-config.php)でも反映するには上記の手順が必要なのでご注意くださいませ。
・php.iniで値を変更した例
以下では「conf/php」のなかにある「php.ini.hbs」を編集しています。
編集後にさっきの再起動を行えば「info.php」の設定画面にも反映されます。
ただ、ファイルで優先度は違う(上書きされる)のですべてを試す必要があります。
・php.ini
・htaccess
・wp-config.php
状況によっては環境に影響される可能性もあるので全部試してみるのが吉です。
▼php.iniの場合
memory_limit = 512M
memory_limit = 512M
▼htaccess
php_value memory_limit 512M
php_value memory_limit 512M
▼wp-config.php
define(‘WP_MEMORY_LIMIT’, ‘512M’);
define('WP_MEMORY_LIMIT', '512M');
上記をすべて試しても「Allowed memory size」エラーが解決しないケースもあります。もしエラーが改善しない場合は以下の手順で「コマンドライン」と呼ばれる画面からデータインポートを実行しましょう。
コマンドラインからAllowed memory sizeエラーを解決する
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