【永久保存版】失敗しないオウンドメディアの作り方

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こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。

オウンドメディアは「自社運営型のメディアサイト」を指します。最近ではワードプレスを用いたウェブサイト以外にも、動画を配信しているYoutubeもオウンドメディアと呼ばれることがありますよね。

なお、本記事でお伝えしている「オウンドメディアの定義」は“自社所有コンテンツ”としているのでYoutubeは含まれません。オウンド(英:owned)には所有という意味が含まれるので所有権が重要です。

オウンドメディア運営では主に以下の6つが「失敗する要因」となっています。

1. 記事を書ける人がいない
2. 取り組む基準がわからない
3. 曖昧なままで進めてしまう
4. サイトを見える化できていない
5. 成果の数を計測していない
6. 定期的に更新できない

詳しくは後ほど解説させていただきます。

【永久保存版】失敗しないオウンドメディアの作り方

一般的にオウンドメディアは「CMS(コンテンツマネージドシステム)」を使って構築していきます。

コンテンツマネージドシステムとして有名なワードプレスやムーバブルタイプなどCMSに何を使うかは予算とプロジェクトの規模にもよってケースバイケースです。もっとも手軽なのは「WordPress.org」です。

以前にワードプレスと無料ブログの違いをまとめた記事があるのでご一読ください。

ワードプレスと無料ブログの違い【メリットとデメリットを完全網羅】

どういった目的で立ち上げるのか

オウンドメディアの目的は1つです。わかりやすく言えば「あなた自身の事業やプロジェクトに興味を持ってくれるユーザーを効率よく集めるためのウェブサイト」だと考えておいてください。

以前にオウンドメディアを使ったコンテンツマーケティングでは「八百屋さんが肉好きを集めてはいけない」という記事をお伝えしました。まだ記事を読んでいなければ以下のURLもご一読お願いいたします。

コンテンツマーケティングに取り組む企業が得られる3つのメリット

サイト来訪者の顧客像を決めておく

ウェブサイト運営では「想定のお客様(ペルソナ)」を決める事前準備が大切です。

・年齢:35歳
・性別:女性
・職業:OL
・学歴:明治大卒
・年収:600万

といったようにできるだけ具体的な人物像を決めておくのがおすすめです。あくまでも想定なので運営しながら理想のペルソナは変わっていきます。運営当初の1つの指針として決定しておきましょう。

たとえば「国立大学を卒業している年収600万円の女性」と「高卒で年収350万の女性」では生活スタイルもまったくと言っていいほど違ってきますよね。住む地域や使う言葉、人間関係もすべて異なります。

となればウェブサイトで使用する単語や言葉遣いも自然と定まってくるわけです。

SEOに強いオウンドメディアとは?

もしオウンドメディアを立ち上げるなら「検索エンジンに素早く登録されるSEO設計構造」を目指しましょう。

ごく稀に「知識がない人が自分自身の力だけで強引にワードプレスでサイトを立ち上げて大変な状況になる」ことがあります。当サイトにもご相談をいただきますが【無名な格安レンタルサーバー】を選んで月末に通信量の制限がかかってしまい「ワードプレスの管理画面が開かなくなった!」などの現象もその1つです。

また極力お金をかけずにどうにかしたいという考えから「無料テーマ」を探してきて、SEO内部対策が不完全で記事を書いても書いても検索エンジンに登録されないといった状況でお悩みの方もよく聞きます。

ウェブサイトを誰に作ってもらうか

サイト設計で「ウェブサイト経由の成果(成績)」は大きく変わってきます。

わかりやすく言えば「建築士」が家など建築物の設計書を作るように「WEB屋」もお問い合わせにつながる設計を意識できるかできないかで結果はまるで違うわけです。考えてみれば当たり前ですよね。

参考までに「3万円の商品」を取り扱っている業種で考えてみましょう。以下にはレンタルサーバー費用は含まれていません。なお「レンタルサーバーの選び方」は以前に記事にしているのでご参照ください。

▼自分自身ですべてを作成した場合
0円

💻SEOに強いWordPressテーマ

⇒ 大人気のワードプレステーマ「賢威」  2万を超えるお客様がご使用中!

▼プロにまかせてサイト設計した場合
10万円〜

しかし、残念ながら「素人が設計したウェブサイト」はお申し込みに至りません。

つまり、自分自身でサイトの立ち上げを行うかわりに「初期費用が0円」になっても、その後の集客が順調に進むかどうかはまた別の話です。成果につながらないウェブサイトを運営しつづけても「お問い合わせが無い」のなら意味がありません。仮に設計費用で10万円かかってもお問い合わせが5件なら15万円なのでペイできます。

当サイトに掲載している内容をしっかりと読み込んで、深く理解していれば1ヶ月のお問い合わせが0件ということはないので時間に余裕があればご自身で立ち上げを頑張ってみるのも良いかもしれません。

CMS選びから効果測定までを設定

CMSはコンテンツマネージメントシステムを言います。カンタンに言えば「ウェブサイトを更新できる機能」で「コンテンツ(記事を)マネージメント(管理する)システム(仕組み)」ですね。

最近ではCMSは「ワードプレス一択」です。これからウェブサイトを運営したいという方であれば予算が限られた個人の方も多いので(初期費用という面を考えて)ワードプレス以外は避けましょう。

そして立ち上げの途中で効果測定を行えるようにすべて設定しなければなりません。

オウンドメディア制作の外注費用

ひとことで「オウンドメディア」と言っても作り方次第で費用は大きく違います。

方向性 外注への依頼費 運用費用の目安 納品までの日程
できるだけ安く作りたい 15~30万円 月500円〜 1週間〜2週間
見た目にこだわって作りたい 30万円~50万円 月1000円〜 1ヶ月程度
運営サポートから戦略まで知りたい 100万円~150万円 月1万円〜 3ヶ月程度

上記が一般的な費用感。念のため当サイトへご依頼時の料金も貼っておきますね。

ウェブサイト制作費用

オウンドメディアを運用するコツ

経験者であれば「オウンドメディアを運営するコツ」をご存知かもしれません。

1. 自分自身で毎日更新を行えるコンテンツに絞って運営する
2. 外部ライターに依頼するための執筆専用フォーマットを作る
3. 作成する記事のネタを無限に仕入れる方法を覚えておく

主に上記の3つがあれば安心です。特に自分自身で文章を書ききれない場合は外部ライターへ依頼することも視野に入れておくこと。ただ、外部ライターに記事作成を依頼する際は「成果が出やすい文章作成フォーマット」が必要になるのであらかじめ作っておきましょう。適当な依頼はNG。

トリプルメディアって何だろう?

実は「オウンドメディア」以外にも2種類のメディアがあります。

・オウンドメディア
・ペイドメディア
・アーンドメディア

ペイドメディアは「テレビや雑誌」です。わかりやすく言えばお金を払って広告を乗せてもらう媒体。そしてアーンドメディアは口コミの拡散力が高いSNS(Twitter/Instagram等)のことを指します。

上記でもお伝えしている通り「自社運営のメディア=オウンドメディア」なので、自社管理コンテンツとして将来的にもずっと情報を蓄積していき継続して利益を生み出しやすい媒体はオウンドメディアです。

3つのメディアはすべて役割が違うので使い分けが大切です。オウンドメディアをより拡散するためにペイドメディアを使うこともありますし、アーンドメイディアを併用して拡散するといった使い方もOK。

誰がサイト運営の指揮をとるのか

オウンドメディアにどういったコンテンツを掲載するのかは何よりも大切です。

やはり「オウンドメディア」である以上は意図した方向へ進めなければ効果も薄まりますよね。大海原へ出航した船にはかならず船長が乗っているように「誰がどう舵を切るか?」をよく考えましょう。

すぐに結果を求めない姿勢が重要

意外と見落としがちですが「結果を急ぐ」と良いことがありません。

オウンドメディアは少しずつ成果が出始めるため焦ると失敗の可能性が高くなるからです。たとえば記事をたくさん書き溜めてアクセスが1000PV、10000PVと増えていくなかで伸び悩む時期はかならずあります。

しかし、アクセス数が伸びないという理由だけで急いでしまうと判断力が下がる確率も上がりやすいです。人はパニック状態では正常な判断ができません。答えはアクセス解析内にあるので頭を使いましょう。

自社運営じゃない場合はどうする?

オウンドメディアはノウハウさえ揃っていれば全部、外部委託も可能です。

つまり、運営元が全記事を書く必要はなく『書ける人材』さえ確保できていればそれでも十分事足りるわけですね。最近では多くのオウンドメディアに外部ライターさんが執筆のお手伝いをしていたりします。

最終的にはPVを取れて案件発生につながればOKなので、誰が書くのか?はさほど気にしなくても構いません。ただ、理想を言えば「運営元が書く記事が一番ためになる状態を目指すのがベスト」です。

情報収拾という名のネタ集め

オウンドメディアを運営するなら「ネタ集め」が欠かせませんよね。

自分自身でコンテンツを作成するにしても、外部ライター(パートナー)に依頼するとしても、どういったコンテンツを軸に集客につなげるのかをよく考えて決めていかなければならないからです。

多くの場合は関連キーワードツールから逆算してコンテンツを作っていきます。そしてその後アクセス解析データをもとに需要の高いキーワードを洗い出して、より精度の高いコンテンツを作るのが基本です。

その他にもYahoo!知恵袋や教えてGooまたは業界で影響力のあるブログやメディアなどに目を通しましょう。

オウンドメディアが失敗する原因

オウンドメディアの作り方をまとめたなかで「失敗の原因」にも触れておきます。

1. 記事を書ける人がいない

外部ライターさんを集められなければ自身でコンテンツを作らなくてはなりません。

記事を書ける人材が不足しているのであれば積極的に集めてください。はじめは知人でも問題ありません。当サイトでも外部ライターさんに記事作成を依頼する「執筆専用のフォーマット」があります。

依頼時はランサーズやクラウドワークスなどを通して探すのが早いです。注意しておきたい点は適当に書いてもらわないことです。自分自身のメディアに合った最適なフォーマットを準備しましょう。

2. 取り組む基準がわからない

オウンドメディアは「コンテンツマーケティング」の一環です。コンテンツマーケティングについては以前から何度も当サイトで取り扱っているので詳しくは過去の記事を読むようにしてください。

またマーケティングとは別で「ブランディング」も重要です。マーケティングとブランディングは根本こそ同じですが取り組む内容はまったく異なるので違いについてもよく理解しておきましょう。

【超重要】今さら誰にも聞けない「マーケティング」と「ブランディング」の違い

3. 曖昧なままで進めてしまう

どんなスポーツでもルールを知らないまま試合に出たら良い結果は出ませんよね。

オウンドメディアについても同じです。自社で運営するメディアの方向性や、サイト上からのお申し込みへつなげるための成約の設計など綿密な計画を立てて進めて行ってください。下準備にかかっています。

4. サイトを見える化できていない

運営しているウェブサイトで「効果測定」を行う用意はできていますでしょうか?

オウンドメディアに導入するアクセス解析についても過去に何度も解説記事を作っていますので効果測定ができるようにしておきましょう。すべて「無料ツール」で調べられるので導入必須です。

無料の高機能アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」で出来ること

5. 成果の数を計測していない

アクセス解析ツールを導入しても成約数や成約率が測定できていなければ課題を見える化できません。

・来訪ユーザーがお問い合わせにまで至ったトータル件数
・来訪ユーザーから特定サービスにお申し込みがあった数
・指定のバナーをクリックして目的が達成された成約件数

オウンドメディアでどんなポイントを測定基準にするかは運営者の考え方次第です。

6. 定期的に更新できない

上記でもお伝えしましたが「毎日更新」が基本です。週に2〜3でも構いません。

避けなければならないのはすぐに諦めて更新しなくなることです。記事を書くのが苦手なら動画を記事内に貼るだけでも問題はありません。動画/記事/音声どんなコンテンツでも一定期間は運営しましょう。

オウンドメディアを成功に導く

オウンドメディアを成功に導く秘訣はざっと以下の3つとなります。

1. 短期間で失敗と決めつけてしまわない
2. 成約につながるサイト設計を取り入れる
3. 検索エンジン対策で取りこぼしを抑える

上記の「1」は期間を決めるのが良いです。たとえば「2年間運営してPVが1万以下なら一旦考える」など。運営期間が長くなるとそれなりにアクセスが増えてきます。そして実際のアクセスからサイトへ流入したキーワード類もすべて洗い出せますよね。つまり「小さく改善作業を積み重ねていくのが成功の秘訣」とも言えます。

まとめ

本日は「失敗しないオウンドメディアの作り方」を解説させていただきました。

まずは「月間PV1万」を目指して運営していきましょう。運営のやる気を上げる方法として運営するウェブサイトの世界ランキングを測定したり、アクセス解析で成約率を計測するなど工夫も可能です。

オウンドメディアをまだ持っていない方はまずはぜひ構築をご検討くださいませ。

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