
WPホームページ研究所運営サポートチーム監修のオムスビ(@OMUSUVIcom)です。
これまでに数多くのウェブサイトを見てきました。数万件では収まりません。正直なところ数ほど自慢にならないものはありませんが10年以上もウェブ業界にいると毎日当たり前にサイトチェックを行います。
一般的なホームページ、個人日記を書いているブログ、集客に特化したオウンドメディア、会員限定のメンバーズサイト、特定ユーザーにのみアクセス権限を絞った動画閲覧サイト、クリック測定ツールとしての管理用サイト。ひとことでウェブサイトと言ってもあらゆるパターンの多岐にわたるウェブサイトが存在しています。
今回は「ホームページ」というもっともスタンダードなウェブサイトに絞って、集客で失敗しやすいホームページの特徴とほんの少しのテコ入れで長期的な安定につなげる改善方法をご紹介させていただきます。
目次
集客で失敗するホームページの考え方と安定した成果につながるサイトの設計
本記事ではあまり具体的な事例名は出せないので「これまで携わってきたサイト改善業務」のなかで見つけた成果の出ないホームページについてざっと特徴を書いていきます。ウェブサイト運用では現在の問題点をスピーディに改善していき次なる一手に取り組めば少しずつ成果が出てくるようになります。ぜひご参考ください。
1. 誰に向けて作ったのかがわからないホームページ
もっとも多いパターンは「詰め込んだホームページ」です。1人でも多くの人に見てもらいたいと考えるがあまりに、たくさんのコンテンツを整理なく掲載した結果さまざまな情報が混在してしまいます。
たとえば取引先でも「仕入元・代理店・販売店」といったように付き合う会社は違います。仕入元には当たり前に伝わる言葉も販売店にとっては理解できないこともあります。あらゆるビジネスパートナー全員にバランスよく情報を届けたいという気持ちはわかりますが伝わらないホームページになっては本末転倒です。
皆を意識するがあまり「誰にも伝わらない」とならないように気をつけましょう。
2. 具体的な操作手順が表示されていないホームページ
もし「ホームページ形式のウェブサイト」を運営するなら目的が大切です。つまり、ホームページを立ち上げてどんな方に見てもらい、どういった反応を得たいのかを明確にしておくことがすべての始まりです。
一般的なホームページはたくさんの情報を掲載する「総合サイト」のような役割になることが多く、コンテンツとしては分散しやすい傾向があります。トップページ、会社紹介ページ、事業案内ページ、採用ページ、質問ページ、お問い合わせページなど情報が多く詰め込まれるので「成約に至らないパターン」が多いです。
また、ホームページ内の文言(掲載文章の質)も重要で、仮に「社員の1日」を掲載しているとしても「詳細はこちら」といった曖昧な文言では閲覧者からの反応は得られにくいです。もちろんページ先の掲載内容にもよりますが「詳細はこちら」よりも「今すぐ社員の日常業務を見る」といった文言の方が反応も良くなります。
具体的な操作手順がしっかり記載されているか?はサイト全体の設計に意図して組み込まなければなりません。
3. お問い合わせフォームの使い勝手が悪いホームページ
意外と多いのが「お問い合わせフォーム」や「申し込みフォーム」が正しく動いていないホームページ。カンタンに言えば「制作会社が最終チェックを忘れてしまっているパターン」ですね。
制作会社ではホームページを制作する際に「デモ環境」を使います。デモ環境は事前にページを立ち上げるために準備される練習場所です。本番環境では練習場所からデータを移動させる必要があります。
その際にサーバーの動作環境が大きく変わってしまい、プログラムの一部が正しく動かないことがあります。しかし、事前のデモ環境で動いていたので「最終チェックをせずに納品」というのも少なくありません。時間に追われている状況で1日も早く納品しないといけない場合が多いので見落としてしまうわけです。
・送信ボタンを押しても確認画面が表示されずにそのまま送信されてしまう
・送信中のままで画面が一向に進まずフォームが詰まってしまっている
・スマホで各入力項目に文字カーソルを合わせると画面が拡大されてしまう
・ホームページ内にお問い合わせや申し込みに使うフォームすら用意されていない
・全項目を正しく入力しているのに必須エラーにひっかかり送信ができない
フォームが用意されていないのは論外ですが、スマートフォンの時代に、文字入力で利用者を戸惑わせるホームページも厳しいものがあります。利用者目線が欠落しているホームページは成約に至らないことが多くほぼ成果は出ません。あくまでもウェブと考えず「1アクセス」を「1人」と捉えられるかどうかが重要です。
長期的な安定につなげるウェブサイト戦略とは?
ウェブサイトを通して成果を出したいなら第一に設計を考えましょう。
・ホームページ型
・ブログ型
・オウンドメディア型
まずはどの形式のウェブサイトで運営するのかが大切です。ホームページとブログとオウンドメディアではコンテンツの特性も異なります。以前に別記事で「オウンドメディアとブログの違い」も書いています。
ホームページ型で成果を出す方法
ホームページの目標は絞るのが基本です。
・そもそもホームページ内からお申し込みやお問い合わせを成約させるのか?
・来訪者に見て欲しいコンテンツとその先にあるゴールの整合性はとれているか?
・ホームページ以外にも別でウェブサイトを用意するのか(設計は正しいか)?
当たり前ですがホームページ型ウェブサイトでも成約は可能です。しかしそのためには目的を明確に絞らなければなりません。皆へよりも1人へ。1人よりもあなた(読み手)へ。仮に大きな資本を持っていて莫大な広告費を使う予定なら広告戦略でも変わってきます。最近は時代とともに広告の意味も少しずつ変化してきています。
ブログ型で成果を出す方法
ブログは読者との距離が強みです。書き手と読み手の距離感。いかに価値の高いコンテンツを投稿して、読者にとっての学びにつなげ、信頼関係を構築していけるか?が成果を出すポイントとなります。
誰かの問題を1つ解いたら、また次へ。永遠に発信しつづける覚悟が必要です。有名な話ですが運営当初(1年)はほぼ結果がでないのもブログの特徴です。日々書いて文章力を鍛えて発信しつづけましょう。
オウンドメディア型で成果を出す方法
オウンドメディアでは特化型コンテンツを運営するのがおすすめです。以前にブログとオウンドメディアの違いについてもまとめていますのでもし興味があれば以下のURLからチェックしてください。
オウンドメディアで成果を出すには検索キーワードに対して的確な回答コンテンツを作ることが大切です。コンテンツを作るという意味ではブログでもオウンドメディアでも同様ですがオウンドメディアはブログと比べると1つのことに対する専門性が高くなるので来訪ユーザーの疑問を解消しやすい特徴があります。
ウェブサイトに流入があった「検索キーワード」からニーズを逆算して、適切なコンテンツを作成し、さらにウェブサイト内の目的を達成してもらう流れを設計していきましょう。むずかしくはありません。
まとめ
どんなウェブサイトを企画し、作成し、運営するとしても「コンテンツの作り方」ですべてが決まります。
たとえば「農業」「飲食店」「ホテル(旅館等)」では発信できる情報も異なるように、どういった業種の方が誰に向けてコンテンツを作るのか?でも作成していく内容も大きく変わってきます。
まずは同業種のウェブサイトを何度も何度もよく研究して「誰に向けて届けたいのか?」といった基本的な部分からまとめていきましょう。コンテンツは作り方と届け方が大切です。日々学び続けましょう。
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