
ワードプレスでは主に5種類のユーザーを発行可能です。
・管理者(administrator)
・編集者(editor)
・投稿者(author)
・寄稿者(contributor)
・購読者(subscriber)
運営しているウェブサイトによっては購読者と寄稿者の間の権限を持つユーザーが必要になる場面もあります。下記では権限を追加する手順を解説させていただきます。
編集者(editor)以下のユーザーに権限を与える方法と注意点
たとえば「投稿者」に「固定ページ管理」を付与する場合は下記です。
function add_cap_edit_pages_role(){
$role_object = get_role( 'author' );
$role_object->add_cap( 'edit_pages');
}
add_action('init', 'add_cap_edit_pages_role');
注意点は上記を実行した後にコメントアウトしても設定が残ってしまう点となります。カンタンに言えば追加した権限はデータベース内へ保存されるので一度でも実行すると「remove」するまで消えません。
下記が「設定を消す方法」です。
function remove_cap_edit_pages_role(){
$role_object = get_role( 'author' );
$role_object->remove_cap( 'edit_pages' );
}
add_action('init', 'remove_cap_edit_pages_role');
設定値は「wp_options」テーブルの「wp_user_roles」に保存。値はシリアライズ化されています。もし編集者に対して権限を付与したり削除する場合は「editor」を指定するだけでOKです。
$role_object = get_role( 'editor' );
さきほど「author」だった箇所を「editor」に変更して権限を追加(または削除)すれば設定できます。ちなみに「add_action」は「init」でも「admin_init」でもどちらで実行しても構いません。というか実行すればどんなタイミングでも問題ないです。管理画面以外でも実行される「init」としておくのが確実ですね。
まとめ
本日は「権限を付与する方法」をご紹介させていただきました。
ワードプレスでは各ユーザー権限で使える機能も違います。権限追加は「add_cap」でカンタンに行えるので状況に応じて追加していきましょう。設定はデータベース内に上書き保存されていくので「function」を消すだけでは解除されず「記述をなくしたのに設定が変わらない現象」に陥るので注意が必要です。
ユーザーの権限周りを変更されたい場合はぜひご参考くださいませ。
最新式の無料プラグインを事前公開
WordPressは公式サイトに登録済みのプラグインだけで全機能を補足しきれません。当サイトでは使いやすさを追求した魅惑的なプラグインを無料でダウンロードいただけます。運営ホームページのマーケティング力をさらに高めるチャンスです。まずは無料でDLしてお試しくださいませ。
→ 改良されたプラグインを確認する