こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
こんな疑問にお答えしていきます。
注文時期で価格変動するダイナミックプラシングを使ってみた
本記事の内容
- 最近ダイナミックプラシングという料金が変動するサービスを知った。
- テレビでも噂になっていたダイナミックプラシングを実際に経験したい。
- オーダーするタイミングで料金が変動する仕組みの意味が解らない。
今流行りの「ダイナミックプラシング」という言葉をご存知でしょうか?端的に言えば「販売価格の自動適正化」です。インターネットをよく利用する方であれば旅行予約サイトなどでも繁忙期に価格が高騰したり、逆に閑散期に値段が下がる光景を見かけられたご経験があるかもしれません。
多くのサイトでは運営者側で価格を上げたり下げたり手動で管理しているのですが、最近ではテクノロジーの発展で価格調整をAIが在庫数などから自動判別するサービスも増えてきました。
複雑な仕組みに聞こえますが、在庫(商品の残りや予約の枠)に余裕がある頃は低価格で売って、少なくなってきたら価格を少しずつ上げていく仕組みは販売者購入者双方にメリットがあります。
マーケティングを学ぶには「自分自身で経験すること」がすべてです。いくら本を読んでもセミナーに参加しても、実際に試して、数字をとって、試行錯誤を繰り返していなければ残念ながら力はつきません。本記事ではダイナミックプライシングの流れを実際に体験いただけますと幸いです。
ダイナミックプラシングの特徴
では、実際のサービス画面で説明をする前にメリットをご紹介させていただきます。
物販ビジネスでは「商品数」、予約サービスであれば「残席数」がいわゆる「在庫」です。もし在庫に対して一律の料金しかつけられなかったら販売直後でも1ヶ月後に買っても商品価格は同じ。
商品価格が変動しなければ来訪者は購入を急ぐ必要もなくなります。しかし、販売直後が最安値で後半に在庫が少なくなるにつれて「希少性が上がる」のであれば早い段階で買った方がお得です。
○販売者側のメリット
ダイナミックプラシングの醍醐味はずばり「希少性のコントロール」。たとえば定価5万円の商品を早い段階で購入すれば「45000円」で、売り切れる直前だと「6万円」になる可能性があるとしたら早期購入が促せるため在庫処理までの時間を通常よりも短縮できる可能性が上がります。
つまり、販売開始から在庫終了まで均等に売れる「一律料金での販売」と比べると「ダイナミックプラシングでの販売」は『早い段階で商品を売りやすい』という特徴をもっているわけです。
在庫がなくなるスピードの見通しがつけば、追加で広告を出すタイミングを見極めやすかったりと次なる一手を出しやすくなります。先に売り切ってしまえるメリットとは別に、販売途中に広告戦略を練り直せたりと先手を打てる点もダイナミックプラシングの旨味とも言えるでしょう。
○購入者側のメリット
在庫数が多い頃に余裕をもって商品(またはサービス)を購入できればお得な買い物ができます。
一律料金ならつい購入を後回しにしてしまいがちです。しかし、ダイナミックプラシング制度を導入しているサービスであれば、早ければ早いほどお得に申し込める点は購入者のメリットです。
ダイナミックプラシングを体験
メリットもあればデメリットもありますが、別の記事で詳しく触れるとして今回は「ダイナミックプラシング」を実際に体験してみましょう。下記はスニーカーをダイナミックプラシング方式で販売している海外サイト「StockX(ストックエックス)」です。価格変動もチェックしてみます。
▼StockX(ストックX)
ある日ストックXで「Air Force 1 Gore-Tex(ブラック)」の価格を確認すると27.0cm(US9)が115ドルでした。ちなみに送料など諸々を含めると全部で約157ドルとなっていました。
157ドルを日本円で換算すると「17168円」でした。このスニーカーは確か税込みで「17600円」なので定価をギリギリ割っていますね。お得なのでこのまま購入したい気もしますが、本当に価格が変動しているのかを検証するために日を改めて再度販売価格をチェックしていきましょう。
なお、値段の変動を追うだけではリアルタイムで変動するかどうかが解らないので、実際にスニーカーを買ってみて購入直後に価格が上下するのかどうかを詳しくチェックしていきましょう。
ちなみに「ストックX」は専用のアプリケーションがあって「StockX」と検索するとアプリケーションをダウンロードできます。せっかくなのでついでに商品を検索する手順も併せてご紹介させていただきます。アプリはダウンロード後に下記アイコンをタップすれば自動で立ち上がります。
アプリケーションが立ち上がると以下の画面が表示されるので「検索」のアイコンをタップ。
次に最上部の「検索ボックス」にお探しのモデルを入力しましょう。
検索履歴があると一覧で表示されます。先日に検索した「air force 1」が残っているのでタップ。入力でもOK。
検索結果が「1906個」もヒットしました。下へ少しスクロールして移動しましょう。
昨日と同じモデルが見つかりました。価格が「110ドル」と表示されています。しかしながら、この段階で表示される価格は全サイズを含めた場合での最低価格なので早とちりはできません。はやる気持ちを抑えつつ画像をタップして中に入って早速詳細をチェックしていきましょう。
LOWEST ASKの110ドルが「SIZE:9」となっています。なんと先日115ドルだった価格が本日は110ドルに下がっています。おそらくダイナミックプライシングで価格が低下したのでしょう。5ドルも下がったので本日は購入していきましょう。まずは「$110」のボタンをタップ。
そして「US9」をタップ。
詳細画面が開くと総合計の金額が表示されます。Shipping(送料)が40ドルでProcessing Fee(手数料)が2.2ドル。すべてを合計すると152.2ドル。約152ドルですね。
計算してみると「16622円」でした。なんと先日より500円以上も安くなりました。
ではこのまま購入へ進みましょう。最下部の「Next」をタップ。
会員登録用の画面(Sign Up)が開きます。ツイッターやフェイスブックでの会員登録にも対応しています。すでにアカウントをお持ちの場合は「Log In」からログイン可能です。今回はもっとも一般的な手順で進めるためにアプリケーションの連携はなしでアカウント作成をしていきます。
各情報を入力して、チェックボックスを有効にしたら「Sign Up」をタップ。
パスワードには「大文字と小文字と数字」が必須でいづれかが欠けていると以下が表示されます。
パスワードの入力後に「Sign Up」をタップ。
興味があるジャンルを選択する画面が出てくるので構わず「Finish」をタップ。
次にクレジットカードの設定画面が表示されます。右側の矢印をタップしましょう。
以下の画面が表示されたら「Credit or Devit Card」をタップしてください。
そして「クレジットカードの番号」を入力していきます。
入力し終わったら「Next」をタップ。
次にExpiration Date(有効期限)Security Code(セキュリティコード)Postal Code(郵便番号)を入力していきましょう。クレジットカードを手元に置きながら作業を進めてください。
すべての入力ができたら右上の「Add Card」をクリック。
次に氏名や住所の個人情報を入力していきましょう。
英語では日本語とは違い逆に記述していく必要がありますので下記のサイトを使うと便利です。サイトのURLは「http://judress.tsukuenoue.com」なのでぜひご活用くださいませ。
1. 郵便番号を入れて住所検索。
2. 番地・建物名を入れて「実用的に変換」を押す。
3. 出てきた表記をコピーする。
実際に入力した例が下記です。マンション名はなくても部屋番号があれば基本はOKです。さきほどのサイトからコピーした情報を部分的に貼り付けながら編集すれば問題ありません。下記の入力例は以下の住所にて「実用的に変換」した状態。ADDRESS2の欄は使っていませんが問題ありません。
〒123ー4567
○○県○市○区長村名1−1−11ー123
全入力が終わったら「Next」をタップ。
するとローディング画面が表示されます。
下記メッセージが表示された場合は「支払い設定(クレジットカード情報)」にミスがあります。もし表示された場合は「OK」ボタンを押してください。
クレジットカードの情報を編集するために「Change Payment Method」をタップ。
再度、クレジットカード情報の入力内容に誤りがないか確認しましょう。各項目をチェックして編集し終わったら「完了」を押してください。最後に「Add Card」を押して完了です。
氏名などの画面に戻るので念のため再度内容をチェックしていきましょう。
全項目に間違いがなければ「Next」をタップ。
では「Review Purchase」を押して確認画面へ進みましょう。
最後に「Confirm Purchase」をタップ。
ローディング画面になり決済が実行されます。
オーダーが完了しました。通知を受け取る場合は「Turn Em OM」。不要なら「Not Now」をタップ。
以上で申し込みは完了です。最後に「Next」を押しましょう。
アンケート画面が開くので「Close」で閉じましょう。
画面が閉じると元々のページに戻りました。最低価格が119ドル(SIZE:13)になりました。では念のために27.0cm(US9.0)の価格をチェックしてみましょう。緑ボタンをタップ。
価格が「124ドル」に上がっています。
合計金額も「152ドル」から「166.5ドル」に上がりました。
換算すると「18205円」でした。在庫が少なくなったので価格が更新されましたね。
オーダー後にメールも届いていました。
内訳を見ても「152.2ドル」で決済は完了。
最後に
ダイナミックプライシングの動きはご理解いただけましたでしょうか?
事前の価格チェック時に115ドルだった商品が翌日に110ドルへ下がり、さらに購入手続きを進めると124ドルへ値上がりしました。在庫数に応じて価格が変動する仕組み(ダイナミックプライシング)はイメージできましたでしょうか?実際に購入すると優秀なシステムだとわかりますよね。
110ドルと124ドルの差額を見ると「計1500円以上の開き」があったので驚きました。
今回の記事では販売側と購入側のメリットと「具体的な価格変動」について触れていきました。先日に追加した記事では補足もまとめています。下記にリンクを貼っていますのでぜひご参考ください。
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