ウェブサイトは国内と海外向けでドメインを別で運用するべきなのか

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WPホームページ研究所運営サポートチーム監修のオムスビ(@OMUSUVIcom)です。

ウェブサイトを運営するドメインは重要です。たとえば事業の軸を「.com」とするのか?それとも「.co.jp」や「.jp」なのか?でサイト運用のパターンも大きく変わってきますよね。以下では「国内向けと海外向けサイト」のそれぞれの立場や、その際にどういったドメインを活用するのかを詳しく解説させていただきます。

ウェブサイトは国内と海外向けでドメインを別で運用するべきなのか

結論から言うと「統一できるに越したことはない」です。ただ、前提としては「1つのプロジェクトを立ち上げた状態で後からそのプロジェクトをグローバル対応にしたい」といった状況での結論となります。

少しイメージしづらいので例を出します。たとえば当サイトは「国内向けサイト」です。現時点では海外向けにコンテンツを作っていません。しかし、将来的に海外向けサイトに対応する可能性もありますよね。

その際にどういったドメインで展開するのか?という部分で考えてみましょう。現時点では「国内向け」にしか運営していないので今の状態と、万が一海外向けに対応させる際のサイト構成を比較してみます。

国内向けにだけ運営している現状

当サイトは主に日本国内へ向けて作っているので今は以下のドメイン構成です。

<国内向けのみ>
日本語 https://wp-labo.com

先述した通り、現時点では日本語のコンテンツしか作っていないので「日本語向けのサイト」しかありません。そして将来的に「海外にも対応(グローバル化)」するのであれば下記ドメイン構成に仕上げます。

国内外両方に向けて運営する場合

日本語での運営歴が長ければ日本語サイトのURLはそのままにするのが最適です。

<グローバル化前>
日本語 https://wp-labo.com

<グローバル化後>
日本語 https://wp-labo.com
英 語 https://wp-labo.com/en
中国語 https://wp-labo.com/ch

日本語のページはそのままで英語向けページを「/en」で運営するという意味ですね。もし英語ページをベースにするなら下記のような構成でも構いません。どの言語を基本として扱うかは流入数で決めましょう。

英 語 https://wp-labo.com
中国語 https://wp-labo.com/ch
日本語 https://wp-labo.com/jp

日本人の利用者が多いウェブサイトならメインページを日本語標記とするのがユーザー目線では自然ですよね。

ドメインを統一して運営しないパターン

ごく稀に「.com」を所有しない企業でドメインが複数に渡っていることがあります。

日本語 https://example.net
海 外 https://example-global.com

といった具合ですね。ドメインが別れるとSEOのパワーも1箇所に集中できません。ドメインが別になると検索エンジン上では「完全な別サイトとして認識」される点をどう捉えるのかが重要となります。

ドメインを統一して運営するメリット・デメリット

ドメインを1つに統一するメリットについてポイントを分けてご紹介いたします。

1. 統一感を持たせたドメインブランディングができる

たとえば「example.jp」にアクセスがあったら「example.com/jp」へ瞬時に転送したり、ドメインの中心となる軸を決めておけばドメインに統一感を出せます。名刺やノベルティといったものに印刷する場合もドメインが1つの場合と複数の場合では手間や得られる効果も変わってくるでしょう。

2. SEOの効果を1箇所に集められる

ドメインを1つで運営すると検索エンジンからの評価を1箇所に集めることができます。検索エンジンのなかでは「ドメインが異なる=違うウェブサイト」として認識されるので統一のメリットは効果集中です。

3. ドメインを維持するコスト(更新費用)があまりかからない

軸となるドメインがあればその都度ドメインを取得しなくて済みます。もしプロジェクトを意図的に分けたいのであればサブドメイン(news.example.com)としたり、状況に併せたサブドメインも無料です。

念のためにデメリットも洗い出します。

1. リスク分散という意味では弱い

すべてを“1箇所にする”という意味では当然「リスクヘッジ」はできていません。そもそも検索エンジンから評価を落とすようなコンテンツを掲載しなければよいわけですが「どういったコンテンツを、どういったコンセプトのもと、どういった方々が運用される予定なのか」によっても分散の意味合いは変わってきそうです。

ちなみにサブドメインであれば検索エンジン上は別サイトとして認識されるため設定さえミスしなければリスク分散の問題はなくなります。サーバーエンジニアが設定を誤るのは論外ですがドメインブランディングの見え方として「異なるドメインで情報が散在すると来訪者を迷わす原因になる」ので統一は効果が高いですよね。

ドメインを統一せずに運営するメリット・デメリット

ここからは「ドメインをあえて統一しない」メリットについてご紹介いたします。

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1. リスクを分散できる

日本向けのコンテンツを海外向けに作り直した際にもっとも避けるべきは「翻訳力が足りない状態」です。日本語を英語に置き換えても翻訳する人によっては異なった意味になってしまう可能性があります。

もし意図しない内容で伝わってしまい、検索エンジンに誤解されるとSEOの評価を落とす可能性も高いです。多国語に翻訳する予定なのであれば「翻訳する精度」を高めて誤解なく届ける工夫が必要になります。

デメリットは「ドメインを統一して運営するメリット」が該当するので以下省略。

ドメインを運営する構成はプロジェクトの方向性から決定しよう

個人的には「.com」を軸としたドメイン運用が好みです。しかし、ドメインを統一した運営では細部まで綿密に練られた設計が必要となってきます。たとえば「言語をどう判定するのか?」もその1つ。

・来訪者のアクセス元のIPアドレスから国を判定して振り分ける
・来訪者が使っているブラウザの言語設定から判定して振り分ける
・振り分けに「Javascript」と「.htaccess」どちらを使うのか?

細かい点を挙げるとまだまだ色々とありますが、言語の判断方法と判断後にどう処理を行うのかも重要です。

まとめ

本日はドメインブランディングについて解説いたしました。もちろん、プロジェクトの設計手順や進め方次第ではリスクヘッジを考える必要もなくなりますのですべてはケースバイケースと言えます。

将来的に柔軟な設計が進められるドメインであれば最適かもしれません。状況に合わせて「ドメインの買取」も視野に入れておく余裕があれば安心です。大切なドメインをしっかりと育てていきましょう。

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