
最近は多くの方がドメイン管理に「お名前.com」を使っています。ただ、中には「お名前.comからのメールやお知らせ通知」が多いので別のサービスへ移管したいといったご相談もいただきます。以前に別の記事でご紹介しましたが「ドメインを管理するサービス(ドメインレジストラサービス )」にはかなりの種類があります。
過去に独自ドメインを移管して「どのドメインを、どこのドメインレジストラサービスで管理しているかわからなくなったときの対策」をご紹介いたします。ドメインのURLさえわかれば逆算で見つけられます。
ドメインをどこで管理しているかわからなくなってしまったときの解決策
ドメインには「Whois情報」が登録されています。Whois情報は主にドメインレジストラサービスの情報が記載されています。Whois情報には「所有者の個人情報を登録して公開しておくことも可能」です。
多くの方はドメイン登録時に「Whois Guard(個人情報保護サービス)」を使うので個人情報がそのまま公開される心配はありません。ただ、個人情報の設定もよくわからないままドメインを登録すると「Whois Guard」が適用されずに登録した個人情報(住所や氏名)が公開されてしまうこともあるので注意が必要です。
Whois情報の内訳
ちなみに「Whois情報」には以下の情報が含まれます。検索で上部に出る内容です。
・Domain Name
・Registry Domain ID
・Registrar WHOIS Server
・Registrar URL
・Updated Date
・Creation Date
・Registry Expiry Date
・Registrar
・Registrar IANA ID
・Registrar Abuse Contact Email
・Registrar Abuse Contact Phone
細かく言うとまだまだ情報はありますが、主に上記11個の項目があります。
Domain Name
ドメインネームはドメイン名そのものです。大文字で「EXAMPLE.COM」と登録されていることが多いです。
Registry Domain ID
ドメインを管理するための個別ID。たとえば「12345_DOMAIN_COM-VRSN」のように管理されています。昔は数字が5桁でしたが最近では10桁になっています。数が増えれば桁数が増えていく仕組みです。
Registrar WHOIS Server
ドメインを管理しているレジストラサービスのWHOISホスト名です。ドメインを管理しているサービスによって表記が異なります。例としては「whois.example.com」といった表記になります。ちなみに日本国内のエックスドメインやスターサーバーでドメインを管理していると「whois.star-domain.jp」と表示されます。
Registrar URL
運営元のURLが表示されます。ちなみにエックスドメインやスターサーバーの場合はネットオウルが運営しているので「http://www.netowl.jp」と表示されます。1つの会社が複数のサービスを提供していることも多いので大元をたどりたいときはこの「Registrar URL」を確認するのが早いです。
Updated Date
ドメインのデータが更新された最終日時。
Creation Date
ドメイン名が登録された年月日です。時刻は秒単位で管理されています。
Registry Expiry Date
ドメインの有効期限(登録期間の終了日)です。ドメインレジストラサービス側でドメインの契約を更新すると反映されます。1年契約の場合は1年後、3年契約だと3年後(の取得日時)が契約終了日となります。
Registrar
ドメインを管理している運営元の会社名(管理レジストラ)です。
Registrar IANA ID
管理レジストラの「IANA ID」です。ネットオウルは「1557」という番号。会社ごとで異なります。
Registrar Abuse Contact Email
法執行機関、消費者保護団体、各種政府機関の担当者のために設けられたドメイン不正利用報告受付窓口(Abuse Contact)です。管理レジストラの専用窓口メールアドレスが記載されています。
Registrar Abuse Contact Phone
不正利用報告受付窓口(Abuse Contact)です。管理レジストラ専用窓口電話番号。
どこでドメインを取得したか調べる方法は?
Whois情報の「Registrar WHOIS Server」を調べるのがもっとも手っ取り早いです。
・whois.star-domain.jpなら
ネットオウルが運営する「Xdomain(エックスドメイン )」「Star Domain(スタードメイン)」のいづれか。
・whois.discount-domain.comなら
GMOが運営する「お名前.com」「バリュードメイン」「ムームードメイン」のいづれか。他にも小さなドメインレジストラサービスはGMOを経由してドメインを取得している扱いになる場合があります。
・whois.jprs.jpなら
JPRSは「.jp」ドメインの元締めでもあります。多くの会社が「JPRSを経由して.comドメインを取得」しています。たとえばレンタルサーバーで有名な老舗「さくらインターネット」もそのうちの1つです。
他にも色々な表記があるのでまた後日あらためて情報を追記させていただきます。
まとめ
本日は「Whois情報」の逆算方法について解説させていただきました。もしどこでドメインを取得したか忘れてしまったらWhois情報を検索して調べるとヒントが得られます。ぜひお試しくださいませ。
ちなみにWhoisの検索は多くの企業がサービスが提供していますのでお好みのツールを使いましょう。国内の有名どころでいうと「SEOチェキ」にも“Whois検索機能”がついています。Whois検索を使いたい方は以下URLをコピーしてブラウザに貼り付けてページを開けばOK。Whoisは使い方次第でとても便利な機能となります。
▼SEOチェキのWhois検索はこちら
https://seocheki.net/whois.php
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