こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
独自ドメインには「DNSSEC」という仕組みがあります。カンタンに言えば電子署名を使った技術でドメインが乗っ取られていないかを調べるために使います。独自ドメインに電子署名がされているかされていないかどうかはWhois情報で確認できます。下記では「DNSSEC」の設定変更についてご紹介させていただきます。
DNSSECの「signedDelegation」は変更できるのか
独自ドメインを移管すると「DNSSEC」が「signedDelegation」となっていました。通常ウェブサイト運営では使用しない項目名なので変更可否も含めて調査いたしました。前提として署名設定変更は可能です。
DNSSECとは何か?
DNS Security Extensionsを略して「DNSSEC(ディー・エヌ・エス・セック)」と呼びます。仕組み自体は古くからあるので新しいシステムではありません。ちなみにDNSSECの運用は2010年7月からとなります。
DNSSECの表記について
下記の通りWhois情報に記載があります。
DNSSEC: unsigned
もし署名がされている場合は下記ですね。
DNSSEC: signedDelegation
ドメイン設定に署名があるかは上記の通り2パターンです。もし署名鍵が設定されていればsignedDelegation、設定されていなければunsignedと表示されます。ぜひ一度ドメインを検索してみてください。
▼今すぐDNSSECを確認する
https://wp-labo.com/domain.html
参考までに「example.com」のDNSSECは下記の通りです。
DNSSEC: signedDelegation
DNSSEC DS Data: 31589 8 1 3490A6806D47F17A34C29E2CE80E8A999FFBE4BE
DNSSEC DS Data: 31589 8 2 CDE0D742D6998AA554A92D890F8184C698CFAC8A26FA59875A990C03E576343C
DNSSEC DS Data: 43547 8 1 B6225AB2CC613E0DCA7962BDC2342EA4F1B56083
DNSSEC DS Data: 43547 8 2 615A64233543F66F44D68933625B17497C89A70E858ED76A2145997EDF96A918
DNSSEC DS Data: 31406 8 1 189968811E6EBA862DD6C209F75623D8D9ED9142
DNSSEC DS Data: 31406 8 2 F78CF3344F72137235098ECBBD08947C2C9001C7F6A085A17F518B5D8F6B916D
DNSSECの変更方法
DNSSEC設定を「signedDelegation」から「unsigned」へ変更することもできます。
ただし、変更可能かどうかはドメインレジストラサービスによっても違います。たとえばGoogle DomainsならDNSSECを有効にするか無効にするかを選べる仕組みなのでユーザー側でいつでも自由に変更可能。
下記の通りGoogle DomainsではDNSSECの無効をユーザー側で選ぶことができます。
お名前ドットコムでは「DNSSECの設定」に月額料金の追加が必要となります。ドメインレジストラサービスによっては設定変更ができないタイプもあるので使えるかどうかは管理しているサービスで違います。
まとめ
本日は「DNSSECの設定について」ご紹介させていただきました。
実際に変更できるかどうかと設定の有効無効を選べるかどうかは独自ドメイン管理に使用しているドメインレジストラサービスによって変わるので詳しくは現在使っているサービス先に質問するのが確実です。
設定を有効にしたい(または無効にする)場合はぜひともご参考くださいませ。
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