電話回線をキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)からサブブランドや格安SIMへ乗り換える際に考えたい内容

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こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。

最近は電話回線の自由化が進み多くの格安サービスが出揃っています。しかし、多くの方は「キャリア、サブブランド、MVNO(格安SIM)」の違いをあまり認識できていないようです。

昨日に「キャリア、サブブランド、MVNOの違い」について別記事でまとめていますのでもし仕組みを知らない場合は先にご一読くださいませ。MNOとMVNOの違いを知れば違いがわかります。

電話回線をキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)からサブブランドや格安SIMへ乗り換える際に考えたい内容

実は電話回線を「3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)」から「格安SIM」へ変更するときに意外な弊害となってしまう点に『メールアドレスの変更』があります。もしあなたがキャリアで電話回線を契約しているとしたら各キャリアごとで独自のメールアドレスが発行されていますよね。

3キャリアで使えるメールアドレス

まずはざっと3キャリアを契約すると無料で使えるメールアドレスをご紹介いたします。

▼ドコモの場合
@docomo.ne.jp


▼auの場合
@au.com/@ezweb.ne.jp


▼ソフトバンクの場合
@softbank.ne.jp/@i.softbank.jp

最近ではLINEを中心に連絡を取る方も多く、メールをあまり活用していない人も増えてきています。とはいえキャリアから発行されるメールアドレスを愛用している方々もいまだに多いです。

サブブランドで使えるメールアドレス

キャリアからサブブランド(ワイモバイル・UQモバイル)へ乗り換えると、使えるメールアドレスは以下となります。UQモバイルのみ「メールサービス(月200円)」に加入するとメールが使えます。

▼ワイモバイルの場合
@ymobile.ne.jp

▼UQモバイルの場合
@uqmobile.jp(200円/月)

サブブランドでもメールアドレスは使えます。ただし、先述した通りauが運営するサブブランド「UQモバイル」だけはメールアドレスを使うのに月額200円が必要となっています。あとキャリアとサブブランド(UQモバイル以外)のメールはスマホに入っている標準メールアプリでメールが受信可能です。

標準のメールアプリ(チャット風)が使えるのはキャリアとサブブランドのみ

キャリアとサブブランド(UQモバイル以外)で発行されるメールアドレスは「iPhoneであれば緑色のアプリ(チャット表示風)でメールが受信可能」となっています。

※緑色のメールアプリ(チャット表示風)

ただ、UQモバイルが月額200円で提供している「uqmobile.jp」は緑色のメールアイコンでは受信ができず、通常の白いメールアプリで受信設定をしなければなりません。

※通常の白いメールアプリ

大切なのはここからです。基本的に「MVNO」にはメールアドレスが用意されていません。

マイネオ等、一部のMVNOではメールアドレスが無料で使えるサービスもありますが大半のMVNOはメールアドレスがついていません。そこで多くの方はGoogleの無料メール(Gmail)を活用しています。

MVNOは格安サービスなのでメールアドレスの発行せず料金を下げています。マイネオ以外にも無料のメールアドレス(@mineo.jp等)を発行して他社MVNOと差別化を図っているサービスもありますが、どのみち「緑色のメールアプリ(チャット風)」ではメールを利用できず、白い普通のメールアプリに設定を追加することでメールを受信することが可能となる仕組みです。

ナンバーポータビリティのたびにメールが変更されるのは意外と面倒

これだけMVNOが揃うと電話回線を自由にMNP(ナンバーポータビリティ)できます。大変便利な時代ですが、回線を乗り換えるたびに「メールアドレスの変更を通知する」のも意外と手間になりますよね。

もし「ドコモ→ソフトバンク→ワイモバイル」と乗り換えたら3回も変更となります。

1. example@docomo.ne.jp
2. example@softbank.ne.jp
3. example@ymobile.ne.jp

ちなみに僕は検証がてら、たくさんの回線を試すのでメールアドレスがその度に変わっていました。途中からは「変更後のメールアドレスを知らせること」もしなくなり、回線を乗り換えるたびにメールアドレスが変わってしまうという弊害がMNPの最大の壁になっている事実に気づきました。

そういった面で「LINE」は非常によくできたサービスです。LINEアカウントはLINEをインストールした端末と紐づけることができるので、もし回線が変わったとしてもアカウントは維持できます。

電話回線業者が発行するメールはLINEのような仕組みではないので意外と手間がかかるわけです。

Gmailは無料で発行できるメールアドレス

そこでGmailという便利なサービスがあります。もう多くの方が使っていますが「example@gmail.com」といったメールアドレスを発行できるのでこのメールアドレスを使うのがベストです。

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Gmailはグーグルが提供している無料のメールサービスなので、キャリアやサブブランドが発行しているメールアドレスとは完全に別の「独立したメールサービス」となります。

さらに最近では「Gmailをチャット風のメール画面で使えるアプリ」も出てきているので使い勝手も決して悪くありません。Gmailの標準アプリはチャット風ではないので、少し使い方がむずかしいですが「チャット風に切り替えられるメールアプリ」をスマホにインストールすれば解決するでしょう。

Gmailはエイリアスという機能も無料で使える

Gmailにはエイリアスという便利な機能があります。「example@gmail.com」を取得したら「
example+test@gmail.com」というメールも使える機能です。

実は「+と@」の間に好きな文字を入れると、即席アドレスになります。「example+taro@gmail.com」にメールを送っても「example@gmail.com」で受信ができるのでサブアドレスとして使えます。

GmailはAndroidユーザー必須のメールサービスなので多くの方が使っているはずです。エイリアスという機能は特に設定を追加しなくても無料で使えるので知らなかったらぜひご活用くださいませ。

まとめ

電話回線を変更する際の一番の弊害は「メールアドレスが変わること」です。そういった状況を避けたければそもそもキャリアやサブブランドのメールを使わずにGmailで代用するという手があります。

Gmailは強力な迷惑メールフィルターも搭載されているのでぜひお試しくださいませ。

補足

電話回線を変更するには「MNP転出手数料(3000円)」がかかるので意外と費用がかさばります。Webでの手続きは「手数料を0円にする」動きもあるので、今年の秋には回線を移動しやすくなるはずです。

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