こんにちは、WPホームページ研究所の運営サポートチーム(@WP_LABO)です。
本日は「会員制のウェブサイト」について仕組みをご紹介いたします。
【必読】会員サイトとは
最近「会員制サイトの構築依頼」が少しずつ増えてきました。大体がひとことで「会員制サイト」と呼ばれますが中身はかなり複雑になっています。会員制サイトは「メンバーシップサイト」とも言います。
会員サイトの種類
まず前提として「会員サイト」には大きく2種類のパターンがあります。
1. ユーザー登録をしなければそもそもコンテンツを閲覧できないウェブサイト
2. 一般公開コンテンツと会員向けコンテンツの両方を扱っているウェブサイト
カンタンに言えば「1」は完全な会員制サイトですね。会員だけしか入れないお店のようなウェブサイト。ユーザー登録が無料なのか有料なのかはさておき「ユーザー登録は必須」の仕組みとなります。
そして「2」は非会員と会員の両方が利用できるウェブサイトです。ユーザー登録をしなくても使えます。
会員サイトのメンバー種類
次に会員サイトを使う「メンバーの種類」です。以下3つのメンバーをどう使い分けるかによってウェブサイト全体設計が大きく変わります。各メンバーの役割(種類)を理解しておきましょう。
A. 一般ユーザー(登録なし)
B. 無料ユーザー(登録あり)
C. 有料ユーザー(登録あり)
ではさきほどの「1」を例にメンバー種類を考えてみましょう。
1. ユーザー登録をしなければ何も閲覧できない会員制ウェブサイト
つまり「完全な会員制サイト」にするなら「A」のユーザーはそもそもウェブサイトを利用できません。
ユーザー登録をしていない状態で閲覧してもログインページや新規会員登録ページに飛ばされる仕組みですね。ウェブサイトのコンテンツを見るにはユーザー登録が必須なので「A」は存在しません。
2. 一般公開向けと会員向けのコンテンツを扱う会員制ウェブサイト
そして「2」の会員制サイトには「AとBとC」が存在しています。ただ「ABC」すべてのユーザーが存在しているというわけでもなく「AとB」や「AとC」といった2つの組み合わせもあります。
シンプルな有料会員サイトのメンバー構成は以下ですね。一般ユーザーと有料ユーザーしかいないパターン。
A. 一般ユーザー(登録なし)
C. 有料ユーザー(登録あり)
ちなみに最近話題のオンラインサロンでは「C」だけのメンバー構成となります。
C. 有料ユーザー(登録あり)
先述した「1」は「会員(ユーザー登録)を無料にするか有料にするか?」を決めておかなければなりません。多くのオンラインサロン型ウェブサイトは「有料ユーザーとして登録」する必要があります。
会員サイトは仕組みが複雑
少し話がむずかしくなってきましたよね。そうなんです。会員サイトは想像しているよりも複雑な仕組みなのでサイト運営者なら参加者側の目線以外に自分自身も管理者として関わらなくてはなりません。
そのため会員サイトをあまり複雑にしてしまうと大変です。そういった意味ではオンラインサロン型のウェブサイトは「C」の有料ユーザーしか存在しないので仕組みとしてはもっともシンプルになります。
とはいえ「C」はいきなり有料ユーザーとしての登録が必要なので参加者側のハードルが高いですよね。仮にあなた自身が別の媒体で一定のフォロワーやそれなりにアクセス数を持っていれば問題ありません。
会員制サイトのメンバー構成
おすすめは「AとC」の会員制サイト。
A. 一般ユーザー(登録なし)
C. 有料ユーザー(登録あり)
特にウェブサイトの場合は「通常公開記事(一般ユーザー向け)と会員限定記事(有料ユーザー向け)」でコンテンツを分けておけば「有料ユーザー化までのハードルを下げる」ことができます。
まとめ
本日は「会員サイトの仕組み」について解説をさせていただきました。
考えれば考えるほど複雑にしたくなりがちですが、実際はシンプルなメンバー構成がベストです。たとえば下記のような会員制サイトを運営するなら「合計5種類のメンバー」を扱うことになりますよね。
A. 一般ユーザー(登録なし)
B. 無料ユーザー(登録あり:FREE)
C. 有料ユーザー(登録あり:SILVER)
D. 有料ユーザー(登録あり:BRONZE)
E. 有料ユーザー(登録あり:GOLD)
膨大なコンテンツと、たらふくの広告予算があれば問題ありませんが「どのプランに入るのか?」を考えるのは常にユーザー側であることを忘れてはなりません。迷わせるのは「完全な設計ミス」と言えます。
どういったプラン数が運営しやすく参加者にとっても満足度が高いのかを今一度整理して考えてみましょう。
補足
ワードプレスは「会員ユーザー」に以下3つどれかの権限を与えるのが一般的です。
・投稿者
・寄稿者
・購読者
念のためカンタンに違いをまとめますね。
・投稿者
投稿者の権限を持つ会員ユーザーは記事投稿が行えます。記事を公開したり、記事内の画像をアップロードしたりと細かな権限が与えられています。コンテンツを投稿できる会員制サイトで使われます。
・寄稿者
寄稿者は記事の公開権限がありません。さらに画像アップロードもできず「下書き記事を保存するまでの権限」を持っています。管理者が公開の最終チェックをする会員サイトに用いられる権限です。
・購読者
記事を閲覧するための権限を持つユーザーです。投稿者や寄稿者のように記事を作成する権限はありません。ワードプレス上で公開されたコンテンツを見るためだけに特化している権限となります。
以前に公開した「ユーザー権限ごとでコンテンツの保護(右クリック保存やタップ長押し操作)を解除するプラグイン」は会員の権限によって機能を使い分けています。ぜひ併せてご参照くださいませ。
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