
WPホームページ研究所運営サポートチーム監修のオムスビ(@OMUSUVIcom)です。
最近はシステムエンジニア(SE)として活躍される女性も少しずつ増えてきました。プログラマーあがりの方もいれば、Webデザイナー上がりの方もいたり、SEと言ってもかなり幅広い人材が働くようになってきています。SEという職種はどちらかと言えばプロジェクトをまとめる側のディレクターポジションに近いです。
目次
20代女性が異業種からSEへ転職時に強みになる点
以下の内容は下記に該当する方へ向けて記事を書いています。
・現在はプログラミング(コーディング)が中心なのでディレクター職など次のステップを目指したい
・SE(システムエンジニア)になって簡単な設計を書いたりプロジェクトを取りまとめてみたい
・前職を退職してからシステムエンジニアを目指しているが異業種からの転職なのでSEになれるか不安
異業種からでもSE(システムエンジニア)になれるのか?
結論から言うと異業種からの転職でもSEになることは可能です。ただし、以下のスキルは必須です。
・他部署間で人と人のやりとりを取り持ちながら仕事をした経験がある
・プログラミング経験こそないがWebサービスを作るhtmlコーディングの基礎を理解している
・詳細設計書はよくわからないけどサイト設計書(ワイヤーフレーム)を作ったことがある
あとは「転職エージェント」を経由して転職を検討されていれば尚、良しです。
※エージェントに関しては記事のまた別の機会にご紹介させていただきます
現場によってSE職の内容は大きく異なる
まず簡単に筆者の経歴を話しておくと、完全素人から職業訓練を通してWebデザイナーになり、その後クリエイターとして仕事をして最終的にフリーランスとなりました。Webデザイナーとして働いてきた現場も1社だけではなく「転職サービス」を使いながら何回も転職を繰り返してきました。
1つ衝撃を受けたのは「Webデザイナー」「SE」「エンジニア」と言っても勤務する会社によって業務内容が大きく異なるという点です。Webデザイナーは一般的にウェブサイトのデザインをする職業と思われがちですが「html/css/javascript(jQuery)」までこなせて始めて一人前のWebデザイナーと言われたりもします。
htmlがまだ「4」だった頃(今から10年ほど前)には職業も今ほど細分化されていなかったので当時はhtmlコーディングもCSSもJavascriptも全部Webデザイナーが担当しなければなりませんでした。現場によってはFlash(Action Script)までこなすデザイナーも居ました。今思えば正直ありえない業務量だったと思います。
変わりつつあるWeb業界の現実
最近はWeb業界も人材が増えて、働き口も増えてきたのでWebデザイナーが全部をこなす現場は少なくなってきました。全部できるにこしたことはありませんができなくても問題ありません。
補足すると、ランサーズやクラウドワークスといったアウトソージングサービスが出来上がった背景もあって「コーディング(html/CSS/Javascript)を外注化する会社」も多くなりました。
そういった背景もあって、全作業を1人の担当者が行うことは稀になってきています。さらに言えば、SE(システムエンジニア)もプログラマー上がりでなくても働ける現場が多いです。
SE(システムエンジニア)は元来、プログラミングを行うための「詳細設計書」を書く人を指しますが、現場によってはプログラマーだったりと10年前と比べると驚くほど概念が広くなってきています。大手企業やエンジニアあがりが代表を務める会社ではいまだ線引きは厳重ですがさほど違いはありません。
このあたりは以前に以下の記事内でも詳しく触れていますので、ぜひ目を通してもらえれば幸いです。
⇒ 【必読】SE転職する際にぜひ習得しておきたいおすすめのWeb技術
SEになるために必要とされるスキル
SE(システムエンジニア)になるための主なスキルは「コミュニケーション能力」です。
驚きますよね。対応言語力の幅はあまり関係ありません。Web業界では、htmlやCSSを扱う人をコーダーと呼びます。そしてPHPなどプログラム言語を操る人はプログラマーと呼ばれています。最近ではSE(システムエンジニア)と言ってもエンジニア上がりのプログラマーではないパターンも多くなりました。
この部分は別記事「SEとして転職する際にぜひ会得しておきたいおすすめのWeb技術」でも触れましたよね。小さなベンチャー企業やエンジニアあがりでない代表が務めるような会社では定義が曖昧だからです。
できれば理解しておくと良い言語
以下の言語は可能な限り仕組みを理解しておいた方がよいです。具体的な処理は書けなくても構いません。
・html
・css
・JavaScript(jQuery)
・PHP
・DB(Mysql)
ざっくりとWebサイトの構造はhtmlでできている。見栄えはCSSで調整している。派手めな動きはJavascript(jQuery)で制御している。システムを動かす動的処理はPHPで実行する。データのやりとりや保管場所はデータベース(DB)で管理している。こういった全体像を理解していれば大体はOKです。
具体的な処理(ロジック)がどう書かれていてといった技術的な話は二の次です。自分自身の経験・立場から言わせてもらっても「プログラマー」の大半はコミュニケーションがお世辞にもうまくありません。現実的には人とのコミュニケーションが苦手だからプログラマーに就職したという方が圧倒的に多い業界でもあります。
残念ながら会話が苦手なプログラマーがSEになってもプロジェクトはうまく回りません。
男性と比べても圧倒的に視野が広い女性がSE(システムエンジニア)として案件管理をした方(未経験でも)がプロジェクト自体はスムーズに進みます。これまで数々の現場を見てきて本音でそう感じます。
何よりも女性は周りを見渡す力が長けているので、頭でっかちな男性プログラマーと違って柔軟に仕事をこなしてくれます。たとえ未経験でも、現場を元気づけながら気さくにプロジェクトを進めると関わるスタッフも楽しく、結果的に良いプロダクト(製品やサービス)が出来上がるのは自然な流れかもしれません。
IT業界はもっと女性が増えた方が良い
男性は1つのことに集中すると圧倒的な成果を生み出す方が多いです。
これは性別の息を超えた話で、多くの男性が「1つの趣味に没頭する」のと根本は同じ。さらに男性はプライドも高いので業務が未経験の女性に「SEは難しいよ、簡単じゃない」と言いたくなる生き物です。
転職エージェントの選び方が大事
最近では2〜3名だけで始まったスタートアップ企業も多くなってきました。
当然、SEは現場のエンジニアさんを動かす側になるので技術的な話ができるに越したことはありません。でも知識がある人は頭ごなしに作業を押し付けてしまいがちです。プログラマーは自身がプログラマーになった理由を一番理解しています。またプログラマーの現場は暗くて喋らない人が多かったりもします。
本当は明るく話したいけど、性格上それができない方が多いのも否めません。心の奥底では元気にリーダーシップをとってみたい願望はあっても『恥ずかしくて思うようにできない男性』は思いのほか多いです。そういった現状を理解しているSEの女性リーダーがいれば現場としての安心感は相当高くなります。
女性ならではの広い視野を生かした働き方
転職時はかならず複数の転職エージェントに登録して、相性の良い担当者さんと出会えるまでは気長に相談し続けましょう。エージェントの担当者さんはあなたのキャリアを見ながら給料交渉までしてくれますので、今後どういったキャリアプランを描いているのかなどをすべて打ち明けてみるのがおすすめです。
現場にはさきほど書いたような課題が多くあるのでコミュニケーション能力の高い女性はかなり重宝されます。足りないスキルは現場のクリエイターから学ぶというスタンスで胸を借りながら成長していける環境が見つかればぜひチャレンジしてください。これからは女性が働ける現場もさらに増えるはずです。
もし「挑戦してみたい!」という方はまず転職エージェントからキャリアプランを相談してみましょう。
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